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元北海道警本部長 芦刈勝治氏 警察大学校長に

最終更新時間:2006年02月03日 13時43分36秒

投稿 元北海道警本部長 芦刈勝治氏 警察大学校長に

北海道警本部長で、関東管区警察局長の芦刈勝治氏が、警察大学校長に就任するとの報道がありました(発令 2006/1/19)。それに対し、「明るい警察を実現する全国ネットワーク」のメンバーらが、メーリングリスト上で意見を述べあったので一部紹介致します。


芦刈氏は元北海道警本部長で、2003.2004年に北海道警で発覚した裏金疑惑の総責任者でした。マスコミにも何回も登場しました。当初は疑惑を全面否定していましたが、マスコミや市民オンブズマン、さらに警察OBの告発などで疑惑を認めざるを得ませんでした。しかし、疑惑を全て明らかにしたわけではなく、うやむやにした張本人ともいえます。

そんな芦刈氏が「上級幹部に対し必要な知識、技能、指導能力及び管理能力を修得させるための教養を行うほか、警察業務に関する研究を行ってい」る警察大学校長に就任というのは、栄転なのではないか、このような人事はいいのか、警察大学校で一体何を教えるのか、という問題提起がありました。

それに対し、芦刈氏はキャリアコースから外れることなく進んでおり、キャリアみんなで芦刈氏を支えてきた「褒美」もしくは「ご苦労さん」人事なのではないか、という声が上がりました。

そもそも、警察大学校での思い出といえば毎晩夜の街に繰り出したことであり、誰が警察大学校長になろうが変わらない、という現実的意見がでました。また、警察大学校長は通常「最終ポスト」だという指摘、しかし今回警察大学校長が新警視総監になったことから、芦刈氏ももしかしたら警視総監になる可能性も指摘されました。

いずれにせよ、北海道警の裏金がばれたとき、たまたまいたのが芦刈氏であり、警察組織内部で当たり前に行っていたことを当たり前にやっていたのだから処分はできず、通常の異動の対象になるとのことです。

人事に納得はいきませんが、今回の人事から見えてくることは多いのではないかと思います。(全国市民オンブズマン連絡会議 内田)

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