2023年版包括外部監査の通信簿 オンブズマン大賞に尾藤望弁護士(岐阜県包括外部監査人)
2023年版 包括外部監査の通信簿 結果発表
https://www.ombudsman.jp/houkatsu/2023kekka.pdf
評価結果
(1)包括外部監査報告書の評価結果
①令和4年度の各自治体の包括外部監査テーマ及びその評価は別紙一覧のとおりである。
優秀賞3自治体3テーマ、活用賞23自治体23テーマであり、一方、改善要望12自治体12テーマであった。毎年優秀賞の中でも最も優れた報告書に対し「オンブズマン大賞」を授与しているが、本年度は 尾藤望氏(岐阜県包括外部監査人)をオンブズマン大賞とした。
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/552.html
2023年9月23日・24日に現地とオンラインで行う「第30回全国市民オンブズマン仙台大会2023」にて結果発表を行う。尾藤弁護士にスピーチを依頼した。 https://230923-24.peatix.com/
② 「オンブズマン功労賞」について
3年間同じ監査人が続けて優秀賞又は活用賞を受賞された場合にはオンブズマン功労賞を贈っている。
令和2年度~令和4年度の3年連続で活用賞以上を受賞した該当者は、3名(川口 明浩氏(千葉市)、塩塚 正康氏(福岡市)、竹中 雅史氏(岐阜市))であった。
(2)自治体の措置対応の評価結果
各自治体の令和2年度包括外部監査への措置対応に対するA~E評価は別紙「包括外部監査について自治体の活用度評価一覧表」のとおりである。
総合評価の結果、Aランクになったのは、青森県、秋田県、埼玉県、東京都、岐阜県、静岡県、和歌山県、徳島県、千葉市、新潟市、浜松市、神戸市、 盛岡市、甲府市、岐阜市、豊中市、八尾市、 東大阪市、尼崎市、松江市、宮崎市、那覇市、東京都大田区の23自治体である。
過年の通信簿では先進的に措置対応が優れたものに「措置模範賞」や外部監査への措置が同年内で最高(第一位)とみられたものには「オンブズマン大賞」ないし「措置模範大賞」を贈った。本年度は、措置模範賞を東京都大田区に贈る。
一方、2018年版のイエローブックから措置が形ばかりで内容が乏しいのは首長の政治責任を伴うとして、2年にわたりD、E評価のものについては、首長自身に対しイエローカード、3年にわたるものはレッドカードを宣することとした。そこで、評価班は2年連続で総合D以下の評価の1自治体(静岡市)と3年連続で総合D以下の評価5自治体(沖縄県、仙台市、八王子市、高松市、長崎市)の首長に対し、改善を求める要望書を送付する。
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1冊6000円(税込・送料込)で詳細な冊子を販売しています。
別途冊子をご購入するには、申込書をFAX(052-953-8050)するか、
下記申し込みフォームで購入予約できます。
・資料チラシ・申込書pdf https://www.ombudsman.jp/houkatsu/230719.pdf
・資料申し込みフォーム https://pro.form-mailer.jp/fms/51a162cc291340
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全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
https://www.ombudsman.jp/houkatsu
平成11年度より都道府県・政令市・中核市で義務付けられている「包括外部監査」を市民の目でチェックしようと、全国市民オンブズマン連絡会議が平成12年から毎年行っている「包括外部監査の通信簿」の2023年版が完成しました。
また、包括外部監査に自治体がどう対応したか「自治体の措置評価」も行いました。
23/9/19(火)午後1時半から、愛知県政記者クラブにて記者会見を行います。
なお、この記者会見は全国市民オンブズマン連絡会議としてのものであり、他地域では記者会見は行いませんのでご了承下さい。
報道機関の方で、データが事前にご入り用の方はメール office@ombudsman.jp までお問い合わせください。
記事解禁:テレビ・ラジオ・ネット 9月19日(火)午後1時半以降
日 時:2023年9月19日(火)午後1時30分~
場 所:愛知県政記者クラブ
出席者:福島正人(弁護士)全国市民オンブズマン連絡会議包括外部監査評価班 事務局長ら
同時刻以降に、通信簿・記者発表資料もWEB上で公開します。
https://www.ombudsman.jp/houkatsu
内容等詳細につきましては、全国市民オンブズマン(電話052-953-8052)までお尋ね下さい。データがご入用の方は、メール office@ombudsman.jp までお問い合わせください。
なお、1冊6,000円(税込み)で販売しております。
申込方法は、フォーム https://pro.form-mailer.jp/fms/51a162cc291340 もしくは当ホームページ( https://www.ombudsman.jp/houkatsu )掲載の申込書 https://www.ombudsman.jp/houkatsu/230719.pdf をダウンロードし、必要事項を記入の上、FAX(052-953-8050)でお申し込みいただけます。(所定の用紙以外も可)
なにとぞよろしくお願いいたします。
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全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
https://www.ombudsman.jp/houkatsu
23/8/30に、韓国京畿道監査公務員15名が全国市民オンブズマン連絡会議事務局を視察に来ました。
全国市民オンブズマン連絡会議から見た日本の監査制度、全国市民オンブズマン連絡会議の概要説明、活動内容、情報公開の流れ、オンブズマン制度の効果を知りたいとのこと。
全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士が対応しました。
・手違いで翻訳されなかった資料
https://www.ombudsman.jp/data/230830.pdf
以下、新海弁護士による説明の要約です。
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日本の地方自治体の監査制度には、自らが監査するという役割の外に、住民が住民監査請求を申し立てたことを監査するという役割がある。
30年以上前は、税金が無駄に使われていると思った市民は、噂や新聞記事を元に住民監査請求をしていた。
しかしながら、監査委員は「いつ、どこで、だれが、なんという費目で」税金を使ったのかを特定しないと実際の監査に入らなかった。監査委員は、住民監査請求をはねつける「門番」の役割をしていた。
しかしながら、30年ほど前から、徐々に自治体に情報公開条例が作られてきた。
市民が情報公開請求をすれば、「いつ、どこで、誰が、なんという費目で」税金を使ったのか分かる。
当時、公共事業の約1割は、雑費として何に使ってもよいお金が国から出ていた。自治体はそれを使って「食糧費」として身内で飲み食いしたり、官僚を接待したり、裏金になっていた。
これらも情報公開請求ではじめてわかった。
誰を接待したかは黒塗りで分からなかったが、日時と金額は分かった。
また、役人が出張したことにして、実は出張していない「カラ出張」も情報公開請求で調査した。
出張する際は、当該自治体で書類を作るだけでなく、必ず出張先に「出張受入簿」がある。
クロスチェックをすることで、カラ出張がバレたり、1995年阪神大震災当日、新幹線が止まっていたにもかかわらず出張したことになっていたことでカラ出張がバレた。
30年前、各地にできた市民オンブズマンを名乗る市民団体(英語ではタックスペイヤー、ウォッチドッグ)は、ノウハウを連携するために「全国市民オンブズマン連絡会議」を立ち上げた。
阪神大震災の新幹線の話を聞いた新潟の市民オンブズマンは、佐渡島の汽船の欠航日の出張を探しあてた。
監査委員はそれでも住民監査請求をはねつけ続け、「死んだ監査委員」と私たちは呼んでいた。
住民監査請求で請求が認められるのは100件中5-6件程度。その後住民訴訟を裁判所で争ってきた。
最近は監査委員も徐々に仕事をするようになったのか、地方議会の議員の政務活動費をめぐる住民監査請求は請求を認められることが多くなった。
兵庫県のある議員は、カラ出張ではないかと記者に追及されて、記者会見で号泣して有名になった。
また、1999年からは内部監査委員とは別に、都道府県・政令市・中核市では、弁護士や公認会計士など「外部監査人」と契約が義務づけられており、外部監査委員が自分で選んだテーマを毎年監査している。
全国市民オンブズマン連絡会議は「外部監査人」が発表したレポートを毎年チェックして、これはよいレポートかどうかを公表している。
また、自治体がどうレポートに対応したかも評価している。
全国市民オンブズマン連絡会議は、住民監査請求をするだけでなく、情報公開度を高める活動もしてきた。
30年以上前の書類はみんな個人名が黒塗りだった。
全国市民オンブズマン連絡会議を結成後、全国の自治体に対して同じ文書を一斉に情報公開請求し、公開度を採点して公表した。
公開度最下位になった自治体は恥ずかしいので、知事や市長が交代する度に、情報公開度が高まっていった。
毎年夏に、各地の市民オンブズマンが集まって活動発表をしている。2023年は30回大会で、仙台で行う。
テーマは「デジタルで情報公開度はどうなったのか」だ。
残念ながら、日本ではまだオンラインで情報公開請求できる自治体が少ない。
もっと気軽に情報公開請求ができないかと考えている。
情報公開や住民監査請求は、民主主義を進展させると考えている。
韓国でも私たちの経験が活かされれば幸いである。
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参加者から、「どうやって活動の独立性を保っているのか」「公的オンブズマンと市民オンブズマンの違いは」「どうして情報公開請求しても黒塗りなのか」「情報公開請求する人を増やすにはどうすればよいのか」など活発な質問が出ました。
「韓国では、情報公開請求はすべてオンラインでできる」と述べられたのが印象的でした。
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全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
https://www.ombudsman.jp/houkatsu
全国市民オンブズマン連絡会議は、リモート会議活用と資金難により現事務所(名古屋)を2023年11月末に閉鎖予定です。
それまでに「包括外部監査の通信簿」「全国オンブズ大会資料」バックナンバーをすべて処分する予定です。
ご購入希望の方はお早めにお買い求め下さい。
2022年度以前は全て1000円です(在庫限り)。
https://pro.form-mailer.jp/fms/51a162cc291340
・全国市民オンブズマン連絡会議 全国大会
https://www.ombudsman.jp/taikai
・全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
http://www.ombudsman.jp/houkatsu
全国市民オンブズマン連絡会議が作成する、「包括外部監査の通信簿」の2023年版が2023年9月下旬ごろ完成予定です。
1冊6,000円(税込み)で予約受付中です。
また、内容を全て盛り込んだDVD単体でも販売します(3,000円)。
2023年9月下旬以降順次発送予定です
なお、包括外部監査の通信簿のバックナンバーは1,000円に値下げしました(在庫限り、2023年11月上旬まで受け付け)。
23/9/23-24に開催する、第30回全国市民オンブズマン仙台大会2023の資料(2,500円)も予約受付中です。大会資料バックナンバーも1,000円に値下げしました(在庫限り、2023年11月上旬まで受け付け)。
申込方法は、以下フォームでお願い致します。
https://pro.form-mailer.jp/fms/51a162cc291340
フォームが使えない方は、申込用紙をFAX(052-953-8050)にてお申し込みいただけます。
https://www.ombudsman.jp/houkatsu/230719.pdf
※書店には6がけ(送料・振込手数料当方負担)で卸します。
記者会見は2023年9月下旬に行います。
同時に通信簿・記者発表資料もWEB上で公開します。
https://www.ombudsman.jp/houkatsu
全国市民オンブズマン連絡会議は、日本弁護士連合会、日本公認会計士協会、日本税理士会連合会へ包括外部監査に関するアンケートを送付しました。
研修会の有無、推薦名簿の有無、他会との交流の有無などを質問しています。
アンケートは集約して2023年9月末発行予定の2023年版
包括外部監査の通信簿に掲載予定です。