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第1回包括外部監査評価班WEB会議 無事終了!

2025/4/12(土)に第1回包括外部監査評価班WEB会議を行いました。
今年も新型コロナウイルス蔓延防止と経費節減のため、全国各地の市民オンブズマンの弁護士・公認会計士・税理士・地方議員ら23名がWEB会議システムを利用し、白熱した議論を行いました。
2024年度に包括外部監査を実施した全国135自治体のレポートを各評価班員が事前に読み込み、担当者毎に「出先機関」「上下水道」「外郭団体」「生活保護」などのレポートの出来を次々と評価していきました。
過去25年にわたって包括外部監査の評価をしてきた評価班員が作ってきた「チェックポイント」に従って、よいレポートかよくないレポートかを評価していきます。同様のテーマを扱っていても、よいレポートかよくないレポートかは見比べればわかります。
例えば外郭団体をテーマにした場合、「設立時に遡って、存在根拠が実際に存在したか」「自治体から外郭団体への便宜供与の有無と程度」「内部留保の存否と金額」「役職員に占める自治体OB職員の数と地位」「自治体から派遣されている職員の有無、数と『職員派遣法』上の要件」「長期的な採算性についての需要予測、実証的な採算根拠」「自治体の債務保証、損失補償の存否、金額を含めた3E監査(経済性、効率性、有効性)」ができているかをチェックします。
個別の「チェックポイント」だけでなく、「問題意識は冒頭に書いてあるか」「調査目的の記載はあるか」「なぜ調査対象を選んだか書いてあるか」「過年度同テーマの包括外部監査の措置に触れているか」「今後の改善策は書いてあるか」「冒頭の問題意識に対応する記載はあるか」「細かすぎる帳面チェック、細かすぎる法令チェックだけに留まっていないか」「内部監査委員ではなく、専門家である『外部』監査委員でしかできないものか」「当該自治体が示している改善策は妥当か」「行政にとって使いやすいか」など様々な視点からチェックしていきます。
はじめて会議に参加した地方議員は「自治体の問題点はここを見ればよいのか。大変参考になる」と述べていました。
(チェックポイントは、過去の「包括外部監査の通信簿」に記載しています)
・最新版(2024年9月発売) 2024年版包括外部監査評価の通信簿 6000円
 https://pro.form-mailer.jp/fms/801f9452314582
・内容サンプル
 https://www.ombudsman.jp/houkatsu/2021houkatsusample.pdf
はじめての方は、「相対的にどう評価するかという基準がわかりにくい」と話していました。
ベテランの評価班員は「はじめてレポートを読むと、どれもすばらしく思える。同じテーマで過去に評価したレポートを読めば、なんとなく『相場』がわかるようになる。別の評価班員も当該レポートを読むので、一人で背負わずに、まず評価してみてほしい」と述べました。
また、ready forによるクラウドファンディングは早急に行います。
郵便振替でもご支援を募集しております。
総額で60万円のご支援を募集しています。
以下郵便振替、銀行振込でご支援下さい。
※上記はクレジットカードによるオンライン支援です。
手数料の都合上、できれば
  郵便振込口座番号 00220-4-41902
  ゆうちょ銀行 当座:〇二九店 41902
  三菱UFJ銀行 四谷支店 普通 0110626
  ※口座名称 特定非営利活動法人 情報公開市民センター
   http://www.jkcc.gr.jp/profile/01_09.html
に直接お振り込み下さい(「包括外部監査支援」と記載下さい)
(リターンを後日送付したいので、支援いただいた方は office@ombudsman.jpに、氏名と住所をお教え下さい)
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全国市民オンブズマン連絡会議 包括外部監査の通信簿
https://www.ombudsman.jp/houkatsu