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「うっとこはこんなにひどい」コンクール 1位は徳島県議会

最終更新日:16/7/1


2015/9/5(土)-6(日)に神戸学院大学で行った「第22回全国市民オンブズマン兵庫大会」政務活動費分科会において、政務活動費「うっとこはこんなにひどい」コンクールを行い、投票の結果、最もひどい議会として徳島県議会が選ばれました。
結果 第1位 徳島県議会
参考:当日配布資料 http://www.ombudsman.jp/seimu/tokushima2015.pdf
第2位 香川県議会
監査結果 http://www.pref.kagawa.lg.jp/kansai/2577.pdf
第3位 宮城県議会
領収書等 http://sendai-ombuds.net/seimuchousahi/2014/10/
http://sendai-ombuds.net/seimuchousahi/2014/11/
・コンクール 応募一覧(pdf) http://www.ombudsman.jp/taikai/seimu2015con.pdf
・コンクール投票サイト http://goo.gl/forms/tnww5dkgic
最もひどいと思った使途に1人1回投票できました。分科会の重要な参考とさせていただきました。
※なお、野々村元兵庫県議のケースはすでに殿堂入りしているものとして扱い、今回は対象外とします。

その他政務活動費については、「全国市民オンブズマン 政務活動費特設ページ」をご覧ください。



エントリーナンバー 都道府県1 宮城県議会 玉串料や初穂料が支出されていた!

【議会名および年度】宮城県議会 平成24年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自由民主党・県民会議のy議員
【「ひどい支出」の金額(総額)】6万円
【概要説明】玉串料や初穂料が支出されていた!
平成24年度宮城県議会議員の政務調査費に関する資料を調査したところ,信じがたい支出が明らかとなった。自由民主党・県民会議のy議員が,玉串料や初穂料等の名目で支払ったものの一部を,政務調査費から支出していた。しかも,その回数は,平成24年4月から平成25年3月までの1年間で,少なくとも合計12回(政務調査費からの支出額は合計6万円)にも及ぶ。
玉串料,初穂料は,いずれも,神社で執り行う祈祷,神葬祭等で,神様にお供えし,感謝の気持ちを表すために支払う金品とされている。我々市民の一般的な感覚からすれば,神社で納める玉串料や初穂料を,政務調査費として支出することは許されない。
【エントリー団体名】仙台市民オンブズマン


エントリーナンバー 都道府県2 宮城県議会 仙台近郊の高級旅館での一泊研修

【議会名および年度】宮城県議会 平成24年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】 自由民主党・県民会議
【「ひどい支出」の金額(総額)】 48万4500円
【概要説明】
h25年2月8日から9日まで,自由民主党・県民会議は,仙台近郊の高級旅館での一泊研修をしていた。請求書によれば,1泊2食の大人が27名(単価約1万6000円),日帰りが1名(単価8550円),会議料4万2000円,合計48万4500円が支出されていた。どうしてわざわざ高級旅館で一泊研修をして,その金額を税金から支出するのか。

【エントリー団体名】仙台市民オンブズマン


エントリーナンバー  都道府県3 宮城県議会 年度末に多額の備品を購入

【議会名および年度】宮城県議会 平成24年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自由民主党・県民会議
【「ひどい支出」の金額(総額)】5,728,131円
【概要説明】
平成25年3月(年度末)に,自由民主党・県民会議は,会派として多額の備品を購入し,パソコンやipadを構成員に配付している。個人で使うであろうipadやノートパソコンを駆け込み購入し,全額を税金から支出することはいかがなものか。
予算が余ったから使い切ってしまおうという意図が見え見えである。
3月28日 apple ipad 16台    92万2800円
3月19日 書庫,テーブル,椅子等 58万4850円
3月14日 ノートpc等18セット    264万4431円
3月19日 pc,プリンタ(控室用)各1台   77万8050円
3月19日 コピー機1台     79万8000円

【エントリー団体名】仙台市民オンブズマン


エントリーナンバー 都道府県4 宮城県議会 年間のタクシー、代行車利用が、なんと117回、291,450円!

【議会名および年度】宮城県議会
平成24年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自由民主党・県民会議
【「ひどい支出」の金額(総額)】291,450円
【概要説明】長年、宮城県議会、仙台市議会の政務調査費の文書を見てきたが、タクシーや代行車をこれほど多く使用した例に遭遇したことはない。利用した人の名は、自由民主党県民会議所属のx議員。現在4期目ベテランである。
内訳は、タクシーが84回、207,950円、代行車が33回、83,500円。利用形態は、ホテルやレストランでの会合の往復にタクシーを利用するか、自家用車で出向いて、飲食後に代行車を利用する形が多い。「夜間開催のため」利用したそうだ。
利用金額の大きさに驚かされるのは、7月28日に、自宅から各町内会を回って自宅に戻ってきたときの、12,250円。タクシーを使ったのは、「限られた時間で効率よく廻るため」。自家用車だと効率が悪くなるのだろうか?
そもそもタクシーと運転代行車はどんな時に使えるのか。「手引き」にはこう書かれている。
「タクシー料金への政務調査費の充当は、調査研究活動に当たって、他に利用できる公共交通機関がないか、運行本数が少ない場合、緊急の場合等、タクシーを利用する合理的な理由がある場合に充当できる」
x議員は、運行回数がきわめて多く、かつ夜遅くまで動いている、きわめて便利な公共交通機関の、最寄り駅から徒歩10分の所に住んでいて、何れのケースも「緊急の場合」には当たらない。タクシーや代行車を日常の足代わり使った、非常に悪質な「手引き」破りで、117回全てが会派の審査をパスできる代物ではない。
自由民主党県民会議の経理責任者、幹事長は一体どんな審査をしてokを出したのか。

【エントリー団体名】仙台市民オンブズマン


エントリーナンバー 都道府県5 石川県議会 政治資金収支報告書に調査研究費支出額の半額を支出

【議会名および年度】石川県議会
平成22年度及び平成23年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】木本利夫
【「ひどい支出」の金額(総額)】201万6000円
( 平成22年度100万8000円
・ 平成23年度100万8000円 )
【概要説明】石川県議会議員であった木本利夫(以下「木本」という。) は、平成22年度及び平成23年度の政務調査費支出として、政治資金収支報告書に政治活動費の調査研究費支出額の半額を支出した。誰がみても政務調査費を政治資金に流用していると理解できる。木本が支部長をしている政党支部発行領収証の写し及び当該政党支部宛領収証の写しを貼付した書面を、木本は議長へ提出していたからである。
ところで、本件の「ひどい」内容は、木本だけではない。石川県議会事務局が石川県監査委員に適法支出であると説明し、石川県監査委員も、監査せずに請求人の請求を棄却した。
さらに「ひどい」内容は、金沢地方裁判所である。本件の支出が調査研究委託費であることを無視して、「政治資金収支報告書には,調査研究費の支出の内容について,政治活動費の内訳欄に記載することが求められてお」ると認めながら、「調査研究費としての支出が妨げられない費目も含まれ得る」との誤解で、だれがみてもわかる違法支出を推認できる外形的事実を否定したことである(以下「地裁判決」という)。
「ひどい」内容の極めつけは、名古屋高等裁判所金沢支部である。上記地裁判決を維持するために、 出鱈目であると批判された事実について実態を無視する変更をした。その結果、木本が支部長をする政党支部の 「政治資金収支報告書」に虚偽記載した 「原審証人英哲雄」 が陳述した 「「その他の収入」欄に記載されていない「他の費目との相殺後の残額」があるとの虚構を、事実でないのに事実であると認めたことである。この事件は、現在、最高裁へ上告受理申立てをしている。

【エントリー団体名】市民オンブズマン石川


エントリーナンバー 都道府県6 愛知県議会 個人に委託878万円。報告書提出なし。しかもコピペ

【議会名および年度】愛知県議会
平成23年度-平成27年4月
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】半田晃士(元 減税日本一愛知、無所属)元県議
【「ひどい支出」の金額(総額)】9,680,890円
【概要説明】
h23 個人に委託し、東日本大震災被害調査に150万円、「将棋と日本文化教育」に30万円。
h24 個人に委託し、地震防災アンケートに150万円。
h25 個人に委託し、ヨーロッパ現地調査委託に73万円。地震防災アンケートに118万円。地域猫保護予備調査に60万円。
h26 兄(行政書士)に委託しnpo法設立・運営問題調査に60万円。
個人に委託し、生活保護受給実態調査に6万円。動物愛護団体調査に75万円。環境省動物愛護政策調査に15万円。動物愛護団体活動調査に30万円。名古屋城内野良猫実態調査に25万円。
将棋普及活動調査に20万円。
名古屋市観光政策調査に20万円。オーストラリア観光政策調査に20万円。政令指定都市観光政策調査に25万円。パース市観光政策調査に20万円。パース市視察手配作業に15万円。英語資料翻訳作業に17万円。
h27.4 パース市視察調査資料整理に9万円。パース視察航空機代113,150円。宿泊代164,200円。
h27.4 日本将棋連盟谷川会長の紫綬褒賞受賞を祝う会交通費に23,540円。
兄以外の委託先相手方個人はすべて黒塗り。個人ヨーロッパ調査委託73万の報告書がマスコミに提供されたが、wikipedia等のコピペがほとんど。責任をとって減税日本一愛知から離団。返還すると明言するもいまだに返還せず。
議員本人は2015年4月で引退。選挙期間中(任期中)にパースに視察。上記委託の報告書はパース視察1枚、紫綬褒章1枚のみ。独自に作ったというパース視察報告書もコピペ。
2015/8/19に住民監査請求。
【エントリー団体名】名古屋市民オンブズマン


エントリーナンバー 都道府県7 和歌山県議会 モンゴル調査費を政治団体支出と二重計上

【議会名および年度】和歌山県議会
平成25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】森れい子
【「ひどい支出」の金額(総額)】64万6000円
【概要説明】モンゴル調査費64万6000円のうち、25万8000円について、政治団体の支出との「二重計上」が発覚。同議員は、誤って重複計上していたことを認め減額修正届けをしたものの、県から交付される収入額を超える支出額が報告されていることから、その超えた部分は自己負担していると認識し、その自己負担額から減額。その減額する額がかかる自己負担額の範囲内であるから返還不要だとして二重計上額を返還しない。
また、収支報告には、支出の裏付けとする38万8000円と25万8000円の2枚の領収書の写しの添付と、「モンゴル調査。スポーツ教育,建築,観光の3分野を中心に勉強視察を行いました。」とする記載があるだけで、モンゴルでの訪問先、視察の必要性、調査研究内容、日程、費用の明細などが一切ない。なお、同議員のhpには、「モンゴルの雄大な自然と開放的な生活様式にふれ、ありのままの飾らない良さを観光に活かしているところが参考になりました。このことを和歌山の観光振興にいかしていきます。」とする記載とvサインをした記念撮影のような写真と飲食を伴うパーティ会場と思われるところで二階大臣とツーショットの写真など6枚がアップされていた(現在は削除されている)。このようなことでは、調査研究の実質が伴っていない私的観光旅行と思われる経費に支出しているとしか考えられない。

【エントリー団体名】市民オンブズマンわかやま


エントリーナンバー 都道府県8 鳥取県議会 台湾調査も「親日的だった」のみ。

【議会名および年度】鳥取県議会
平成24年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】上村 忠史 自由民主党
【「ひどい支出」の金額(総額)】119,000円
【概要説明】開示された国外調査報告書によると,上村議員は平成24年9月7日?平成24年9月10日にかけて台湾を調査目的で訪問。

調査目的は「日本会議会員として台湾訪問。要人と会談し日本の行方等につき談話等」としている。(鳥取県議会議員としてではなく,日本会議会員として)
調査の概要欄の感想は「台湾には古き「良き日本」の跡が沢山あり親日的であった」のみ。
119,000円の税金を要し,海外の要人とされる方と談話して,誰でも知っている感想を一言書けば済むと思っている。
鳥取県議会はランキングで常にトップクラスですが,ランキングに現れない問題使途も多く,この使途も問題であるとして,現在,鳥取地裁で訴訟中です。

【エントリー団体名】市民オンブズ鳥取


エントリーナンバー 都道府県9 岡山県議会 自民党県連人件費分担に1000万弱

【議会名および年度】岡山県議会 h21~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自由民主党岡山県議団 36~39名
【「ひどい支出」の金額(総額)】毎年度、少なくとも1000万円
【概要説明】1 岡山県議会の会派「自由民主党岡山県議団」は、会派所属の議員から月額3万円の会派会費を徴収している。各議員はこの会派会費を、調査研究費として全額、政務調査費・政務活動費として支出している。
2 平成21年度以降の住民訴訟中に、会派会費の使途内訳の開示と領収書の提出を求めたところ、自民党会派の会派会費から、毎年度、以下の支出がなされていることが判明した。①自民党岡山県連が入居しているビル(所有者は「㈱自由会館」であり、代々自民党県議が代表者)の賃料の分担金120万円、②自民党県連職員(4名)の人件費の分担金1000万円弱(議会内控室勤務職員1名の給与の80%、県連会館勤務職員3名の給与の40%)、③党の刊行物の購入費(議員人数分)約50万円、④県連と会派連名の「予算陳情書」240部及び「予算編成に関する要望に対する措置状況」50部の印刷代金(100%)約120万円。
3 なお、岡山県議会は平成21年度から「1万円超」の領収書の添付提出をはじめているが、上記支出のうち①②の支出は、平成20年度末の県連・会派間の覚書に基づいて支払が開始されており、それ以前には賃料分担金、県連本部勤務職員人件費の分担はなかった。また、平成21年度以前の自民党会派会費は月額1万2000円程度であった。

【エントリー団体名】npo法人市民オンブズマンおかやま


エントリーナンバー 都道府県10 岡山県議会 1万円以下領収書で飲食、花代、選挙事務所に

【議会名および年度】岡山県議会
平成21~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自由民主党岡山県議団 10~15名
【「ひどい支出」の金額(総額)】毎年度、少なくとも数百万円
【概要説明】 1 岡山県議会では、h26年度分まで、支出額1万円以下の領収書は提出義務がなく、開示されなかった(h26年条例改正により、h27年度から全領収書提出)。この「制度」を利用して、1万円以下支出が極度に多い議員が多数いた。
毎年度50%超の議員が6~7人あり、最高は80%超。高率支出者の集中する自民党会派の全議員平均「1万円以下」率は毎年度25%前後であった。
「1万円以下高率支出者」の中には、以下のような例が含まれていた。①「調査研究費・研修費・会議費」150万円以上。②「書籍代」70万円以上。③「人件費」100万円以上。④「印刷費」数十万円。
2 提出義務のない「1万円以下領収書」は、訴訟で文書送付嘱託をしても提出拒否された。(文書提出命令が確定してようやく提出)
3 提出されたh21~22年度の「1万円以下」領収書を点検したところ、「高率支出者」を中心に、以下の例が多数発見された。①領収書のない支出、②飲食代金(「オゴリ」を含む)、③町内会などへの金一封(「花代」)、菓子折・酒の差入れ、④1万円超の支出を、領収書を数通に分けるなどして「1万円以下」に見せかける、⑤帳簿なし、⑥選挙事務所費用(h23年4月に県議選あり)と思われる支出。
【エントリー団体名】npo法人市民オンブズマンおかやま


エントリーナンバー 都道府県11  徳島県議会 偽造領収書作成

【議会名および年度】 徳島県議会
平成21年~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】 児島 勝 元県議
【「ひどい支出」の金額(総額)】 710万4881円
【概要説明】  児島元県議は、真実は政務活動費から支出していな いのに、地元のホテルや印刷業者名義の古い領収書 を①元に記入されていた金額等の数字を砂消しゴムで 消して異なる数字を記入する、②元に記入されていた金額等の数字の上にサインペンで異なる数字を記入する、③古い領収書の日付を書き換える、などの方法により変造し、その変造領収書のコピーを政務活動費を報告する際の領収書添付票の会議費や広報費などの項目に添付し、虚偽記載の政務活動費収支報告書を作成し、その虚偽政務活動費収支報告書どおりに支出したように装って、平成21年度~25年度の5年間で、約710万4881円の政務活動費の残余の返還を免れていた。
児島元県議は、平成26年10月に710万4881円の政務活動費を返還し引責辞任したが、当会は、児島元県議の行為は悪質と考え、虚偽公文書作成罪、詐欺罪などで刑事告発した。なお、児島元県議は、議長経験者で最古参議員であった。
【エントリー団体名】 市民オンブズマンとくしま


エントリーナンバー 都道府県12 徳島県議会 白紙領収書で領収書を自作

【議会名および年度】 徳島県議会
平成23年度~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】 有持益生 元県議
【「ひどい支出」の金額(総額)】 168万8400円
【概要説明】有持元県議は、真実は政務活動費から支出していないのに、地元の仕出し料理店や印刷業者から白紙の領収書を貰い、その受け取った白紙領収書に自分で金額や年月日などを記入し、その領収書を政務活動費を報告する際の領収書添付票の会議費や広報費の項目に添付し、会議費や広報費から支出したように虚偽記載の政務活動費収支報告書を作成し、その政務活動費収支報告書どおりに支出したように装って、平成23年度から25年度の3年間で168万8400円の政務活動費の残余の返還を免れていた。
有持元県議は、平成26年11月に168万8400円を返還して引責辞職した。
なお、有持元県議は、平成23年4月に初当選した1年生議員であった。
【エントリー団体名】 市民オンブズマンとくしま


エントリーナンバー 都道府県13 徳島県議会 ワカメ・商品券・子供服を事務用品費として計上

【議会名および年度】 徳島県議会
平成21年度~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】 藤田 豊 元県議
(平成26年度末 任期満了で引退)
【「ひどい支出」の金額(総額)】 23万2632円
(返還総額 63万1132円)
【概要説明】 藤田元県議は、法事の返礼用として購入した1箱1575円のワカメ20個 計3万1500円を、平成23年度政務調査費の「領収書等添付票」に「事務用品購入」と虚偽の記載をし、平成23年度政務調査費の事務費からワカメ代3万1500円を支出していた。
これ以外にも、商品券購入代 計19万5000円、デパートの子供服売り場の3万1132円の領収書を、ワカメ代と同様、平成21年度~23年度の「領収書等添付票」に「事務用品購入」として記載して政務調査費から支出していた。
発覚日 平成26年9月
平成26年10月に、合計23万2632円を返還した。
なお、藤田元県議は、議長経験者で、平成26年10月から自民党徳島県連会長に就いていた。

【エントリー団体名】 市民オンブズマンとくしま


エントリーナンバー 都道府県14 徳島県議会 書籍を実際と異なる名称に

【議会名および年度】 徳島県議会
平成23年度~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】 元木章生 県議
【「ひどい支出」の金額(総額)】 141万9478円
【概要説明】 元木県議は、平成25年度政務活動費収支報告書の資料購入費の項目に、実際に購入した書籍とは異なる書籍名を記載し、平成25年度政務活動費の残余の返還を免れていた。
実際に購入した書籍は、妻が使用した教材、両親が使用した認知症予防の本、子供が使用した絵本、本人の趣味のために購入した短歌本であるが、領収書添付票には「新社会福祉とは何か」「日本は再生可能エネルルギー大国になれるか」「2010年代の文化と社会」などと虚偽の記載をし、政務活動に必要な書籍であることを仮装し、6万3843円の返還を免れた。
また、平成23年度~25年度の人件費についても、領収書の「年月日」「金額」「宛名」「受領者」等を元木県議自身が記入し、また、雇用した者も80代・90代の高齢者ばかりであり、実態は全く不明である。
当会が上記のことを追求すると、平成27年6月に、合計141万9478円を返還した。

【エントリー団体名】 市民オンブズマンとくしま


エントリーナンバー 都道府県15 香川県議会 1万円以下の「会合参加費」に1698万

【議会名および年度】香川県議会
平成25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】香川県議会自由民主党議員団 25名
香川県議会社会民主党・県民連合 2名
無所属 1名
【「ひどい支出」の金額(総額)】1698万2455円
【概要説明】1 香川県議会ではh25年度から全領収書が添付提出されることになった(24年度までは1万円以下の支出については領収書の提出義務がなかった)が、h25年度には28人の議員が、総計2360件1698万2455円の各種「会合参加費」を支出していた。これらの大半は1件の金額5000~10000円である。
2 町内会などの地域団体が領収書を発行しているものが非常に多く、その中には、①1人の議員に1日に数か所の町内会が領収書を発行しているもの(ハシゴ!)、②議員の遠距離出張中に領収書が発行されているもの、③様式が共通(議員が領収書を用意している)もの、が大量に含まれる。町内会行事などに参加したときの「花代」(金一封)と考えられる。
3 「懇親会」など、飲食を伴うこと確実と考えられる会合の参加費も非常に多い。
4 「正体不明」の会合参加費も非常に多いが、2か3のどちらかと考えられる。
5 これらの支出は、「1万円以下提出不要」時代に政務調査費として支出する習慣が議員に定着していて、「全領収書提出」時代になっても「今まで通り」にししゅつされたものと考えられる。
【エントリー団体名】市民オンブズ香川


エントリーナンバー 都道府県16 香川県議会 「議連」「政策研究会」4つの年会費に

【議会名および年度】香川県議会
平成25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】香川県議会自由民主党議員団 28名
香川県議会社会民主党・県民連合 6名
【「ひどい支出」の金額(総額)】1843万5000円
【概要説明】1 香川県議会の会派「香川県議会自由民主党議員団」所属の議員(28人)は会派共同調査研究費として年額53万円を、同じく「香川県議会社会民主党・県民連合」所属の議員(6人)は会派共同調査費として年額14万8800円、「香川政策センター」会費として年額33万1200円を支出している。
2 香川県議会ではh25年度から全領収書が添付提出されることになったが、h25年度に新たに発足した「議連」「政策研究会」が4個あり、それらの年会費は8~12万円で補非常に高く、これらの会費として支出された政務活動費は年間総額252万円にのぼる。
3 これらの「共同調査研究費」「年会費」等は何に使われているかブラックボックス状態で、事実上政党支部の活動資金や、飲食費用等に使われていると疑われる。

【エントリー団体名】市民オンブズ香川


エントリーナンバー 政令市1 神戸市議会 調査委託が架空。調査報告書も自作。

【議会名および年度】神戸市議会(2010年度~2014年度)
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】自民党神戸(大野一ほか11名)
【「ひどい支出」の金額(総額)】1400万円
【概要説明】自民党神戸が調査委託を行ったとされる『株式会社クレバースリー』の4件分及び「カンスケインターナショナル株式会社」の11件分総額1400万円が全て架空であることが判明。調査報告書自体も大野一議員の自作であることも報道されている。自民党神戸は、疑惑報道があった直後に全額を自主返還した。返還理由は「収支報告書の再調査により、調査委託費の支出金額に誤りがあることを発見したため。」とされ、調査自体が虚偽であったことも一切触れられていない。反省のひとかけらもなく、返せばいいのだろうという態度である。返還してしまえば、住民監査請求も住民訴訟も提起できないことを知りながらそのまま受け取った議会事務局・議長も責任がある。市民オンブズマン兵庫は、7月21日と7月31日の2度にわたり、兵庫県警に刑事告発を行っている。1400万円がどう使われたのかも不明であり、政務活動費は会派支給で、収支報告書も自民党神戸という会派名で提出されているが、他の議員たちの関与も全く不明で、誰一人として責任を取ろうとしていない。大野一議員に対する辞職勧告で、事件に幕を下ろすことは絶対にさせてはならない。
【エントリー団体名】市民オンブズマン兵庫


エントリーナンバー 政令市2 岡山市議会 病気で議員活動停止後、息子に人件費。

【議会名および年度】岡山市議会 h23~25年度
【「ひどい支出」の議員または会派名、関係する議員の数】ゆうあいクラブ 1名
【「ひどい支出」の金額(総額)】毎年度100~150万円
【概要説明】1名の議員が、h23年に糖尿病の悪化により視力を失い、議員活動を事実上停止したが、それ以後も人件費(発症以前には支出なし)、燃料費、公共料金等を支出し続けている。人件費の支払相手の1人は議員の実子。
【エントリー団体名】npo法人市民オンブズマンおかやま


・コンクール投票サイト http://goo.gl/forms/tnww5dkgic
最もひどいと思った使途に1人1回投票できます。分科会の重要な参考とさせていただきます。