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その他談合判決

  • 湯布院町防災無線設備工事入札談合 2審は勝訴額減額 08/6/19
    旧湯布院町が発注した防災無線設備工事に関して贈収賄事件で業者が有罪と
    なったものの、談合罪では立件されなかった件につき返還を求める住民訴訟で、
    福岡高裁は平成20年6月19日付で、1審4,490万円(落札額の17.5%)の
    損害賠償額を変更し、1,278万5,714円(同5%)に減額しました。
    http://www.ombudsman.jp/dangou/080619.pdf

    (1審記事)
    旧湯布院町が発注した防災無線設備工事に関して贈収賄事件で業者が有罪と
    なったものの、談合罪では立件されなかった件につき返還を求める住民訴訟で、
    大分地裁は平成18年12月21日付で原告勝訴の判決を言い渡しました。
    http://www.ombudsman.jp/data/061221.pdf
    当該刑事裁判にかかる証言記録から談合が認定され、落札率97.56%-
    談合がなかった場合の推定落札率80%=損害率17.56%とし、
    損害額4490万円としたものです。補助参加人の沖電気は判決を不服とし控訴しました。一方、由布市側は控訴せず、福岡高裁の判断を見守る方針です。

  • “恩賞”随意契約は違法 太田市長に賠償命令 08/7/2
    群馬県太田市が「優良工事表彰」をした業者に“恩賞”として随意契約の
    権利を与えていた制度は違法として、市民オンブズマン群馬のメンバーが
    太田市長らに随意契約57件分の総額約4億6600万円を賠償するよう求めていた
    住民訴訟の判決が08/7/2に前橋地裁であり、「恩賞制度に基づく随意契約の
    締結は、合理的な裁量判断を逸脱し違法」とし、清水市長に約1300万円の
    支払いを命じました。
    http://www.ombudsman.jp/dangou/080702.pdf

    判決は、“恩賞”随意契約は違法とした上で、「賠償額は契約額の
    3%が相当」と判断しました。

  • 08/10/15 奈良市くじ引き談合事件 6232万円返還命令 奈良地裁
    奈良県市民オンブズマンが訴えていた「奈良市くじ引き談合事件」の
    住民訴訟で、奈良地裁は、08/10/15づけで奈良市の土木工事、
    建築工事等に関する制限付き一般競争入札31件について談合を
    認め、31件の契約額の総額354,910,500円の約17.67%にあたる
    合計62,322,250円を奈良市の損害と認定し、奈良市長に
    対し各落札業者に各損害額を請求するよう命じました。
    http://www.ombudsman.jp/dangou/081015.pdf

  • 奈良市くじ引き談合事件 2審も勝訴
    奈良県市民オンブズマンが訴えていた「奈良市くじ引き談合事件」の
    住民訴訟で、大阪高裁は09/4/17づけで市側の控訴を棄却し、
    市民側が勝訴しました。
    http://www.ombudsman.jp/dangou/090417.pdf
    →09/8/28づけで上告棄却。大阪高裁判決が確定
  • 08/11/14 旧弘前市除雪業務委託 物証なしで談合認定 青森地裁
    旧弘前市が発注した除雪業務委託に談合があったとして
    弘前市民オンブズパーソンが約1億3700万円の
    賠償請求を求めないのは違法として提訴していた件で、
    青森地裁は08/11/14付けで一部請求を認め、少なくとも委託料の
    5%、約4870万円の返還を請求をしないのは違法としました。
    http://www.ombudsman.jp/data/081114.pdf

    →10/2/25 弘前市除雪入札談合 逆転敗訴 仙台高裁(確定) http://www.ombudsman.jp/dangou/100225.pdf