a. |
国会議員にふさわしい 0名 |
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b. |
国会議員には豪華すぎる 12名 |
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〔自民〕飯島夕雁、林 潤、牧原秀樹
〔民主〕太田和美、河村たかし、佐々木隆博、園田博康、仲野博子、福田昭夫、馬淵澄夫、村井宗明
〔共産〕佐々木憲昭
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c. |
何とも言えない 6名 |
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〔自民〕石破 茂、遠藤宣彦、鈴木馨祐
〔民主〕枝野幸男、小川淳也、近藤昭一
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d. |
その他 10名 |
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〔自民〕大前繁雄(単身者用としては広すぎる。)
河本三郎(新宿舎の内容について充分知らないので何とも言えない。)
篠田陽介(広い。)
柴山昌彦(一般の住宅でも、様々なグレードのものがある。問題は受益と負担のバランスであって、住宅そのものの豪華さではない。)
〔民主〕岩國哲人(まだ見ていないので。)
逢坂誠二(入居予定もなく見てもないので分からない。)
篠原 孝(ワンルームマンションでたくさん。)
高井美穂
吉田 泉(単身赴任者には広すぎる。)
〔無所属〕江田憲司(そもそも必要ない。)
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★ |
無回答 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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国民の目からみると、赤坂という絶好の立地条件に広い部屋(82㎡の3ldk、バルコニー付き)というのは、国会議員を多少なりとも優遇することを否定しないとしても、「豪華すぎないか」という疑問があります。これに対して、入居予定の議員や入居予定の議員と同じ衆議院の議員はどのようにみるのかを問うてみました。 |
【分 析】 |
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「国会議員にふさわしい」と回答した議員はひとりもいませんでした。「みていない(のでわからない)」という回答もありましたが、その他欄の記述(「単身者用としては広すぎる。」「広い。」「ワンルームマンションでたくさん。」「単身赴任者には広すぎる。」)から推測すると、「広すぎる」という意見の議員が少なくないように思われます。
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2 あなたは都内に議員宿舎以外の住居がありますか。 |
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a. |
ある 7名 |
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〔自民〕遠藤宣彦、河本三郎、柴山昌彦
〔民主〕逢坂誠二(自分で1kを賃貸して東京滞在に利用している。)
太田和美
河村たかし(赤坂宿舎入居拒否の為1月28日よりアパート¥75,000/月に入居。)
篠原 孝(自宅は通勤に1時間かかる。)
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b. |
ない 21名 |
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〔自民〕飯島夕雁、石破 茂、大前繁雄、篠田陽介、冨岡 勉、林 潤、牧原秀樹
〔民主〕岩國哲人、枝野幸男、小川淳也、近藤昭一、佐々木隆博、園田博康、高井美穂、仲野博子、福田昭夫、馬淵澄夫、村井宗明、吉田 泉
〔共産〕佐々木憲昭
〔無所属〕江田憲司
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c. |
その他 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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この質問は、今回のアンケート調査の回答が都内に住居があるかどうかで、他の質問に対する回答が異なってくるという傾向があるかどうかをみるために行なったものです。
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【分 析】 |
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今回のアンケート調査の回答者は、都内に住居のない議員が多くを占めていました。住居が「ある」と回答した議員にしても、部屋を借りていたり、自宅から1時間かけて通勤していたりという議員については、実質的には、住居が「ない」と同じ評価が可能でしょう。 |
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3 あなたは赤坂新宿舎の入居対象者になっていますか。 |
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a. |
なっている 13名 |
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〔自民〕大前繁雄、篠田陽介、柴山昌彦、冨岡 勉、林 潤、牧原秀樹
〔民主〕太田和美
河村たかし(なっていたが、上記2の為今はなっていないと思っていましたが、東京都内で借家住まいの場合は入居する権利があるそうです。)
近藤昭一、高井美穂、仲野博子、福田昭夫、村井宗明
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b. |
なっていない 15名 |
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〔自民〕飯島夕雁、石破 茂、遠藤宣彦、河本三郎、鈴木馨祐
〔民主〕岩國哲人、枝野幸男、逢坂誠二、小川淳也、佐々木隆博、篠原 孝、園田博康、馬淵澄夫
〔共産〕佐々木憲昭
〔無所属〕江田憲司
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c. |
その他 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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これも質問の趣旨は前問と同様です。 |
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4 あなたは赤坂新宿舎の家賃92,000円についてどう思いますか。 |
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a. |
妥当な金額である 3名 |
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b. |
高過ぎる 3名 |
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c. |
安すぎる 12名 |
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〔自民〕河本三郎、鈴木馨祐、林 潤、牧原秀樹
〔民主〕太田和美、河村たかし、近藤昭一、園田博康、福田昭夫、村井宗明
〔共産〕佐々木憲昭
〔無所属〕江田憲司
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d. |
その他 10名 |
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〔自民〕飯島夕雁(できる限り、家賃に見合う程度の物件にすべきであると思う。)
遠藤宣彦(議員による。)
大前繁雄(単身赴任の自分にとっては高過ぎる。)
柴山昌彦(一般の会社のフリンジ・ベネフィットとの比較や議員の歳費の水準などを勘案して議会でよく検討しないと何とも言えない。)
〔民主〕枝野幸男
逢坂誠二(一概に言えない。)
小川淳也
篠原 孝(公務員宿舎と同じ。)
高井美穂
吉田 泉(法律上は、議員会館と同じく、無料が原則と思う。)
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★ |
無回答 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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国民の目からみると、赤坂という絶好の立地条件に広い部屋(82㎡の3ldk、バルコニー付き)の家賃が月額5万円(後に92,000円)というのは余りにも安すぎます。これに対して、実際にこのような部屋に入る、入る資格のある議員、あるいは同じ衆議院の議員はどのように受け止めているかということを問いました。 |
【分 析】 |
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予想どおり、「安すぎる」という回答が最も多くなりました。しかし、30名(実質29名)の回答中、過半数にも及びませんでした。
それ以外の意見の方が多数を占めました。
「妥当な金額である」という回答が自民党、民主党の議員から出ています。さらに「高過ぎる」という意見も自民党、民主党の議員から出ています。「その他」欄に書かれている意見(「単身赴任の自分にとっては高過ぎる。」「公務員宿舎と同じ。」)も「高過ぎる」に分類することができます。さらに「無料が原則と思う。」という回答もありました。
このような回答に怒りを感じる人もいるかもしれませんが、ここで注意すべきは、回答者は質問1で、だれひとりとして赤坂新宿舎が「国会議員にふさわしい」と回答していないことです。また、広さについては、「広すぎる」と考えている議員が少なくようです。そうだとすると、自分が必要としていない豪華さ、広さの部屋を一方的にあてがわれて、国民から「部屋相応の家賃を払うべきだ」と言われることにも無理からぬものがあるだけに、対応に苦慮せざるを得ない面があるでしょう。
「高過ぎる」「無料が原則と思う。」という回答は、のちの質問10、質問11の回答と合わせて読んでいただくと、とくに地方の地元と二重生活を強いられる地方選出の国会議員の経済的負担が深刻であることをうかがわせます。もちろん、個人差はありますが。
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5 あなたは赤坂新宿舎に入居しますか。 |
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a. |
入居する(ことをすでに決めた) 4名 |
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〔自民〕大前繁雄、冨岡 勉
〔民主〕高井美穂、仲野博子
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b. |
当面は入居しない 4名
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〔自民〕柴山昌彦
〔民主〕小川淳也、福田昭夫、馬淵澄夫
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c. |
およそ入居するつもりはない 14名 |
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〔自民〕飯島夕雁(およそ入居するつもりはない。)
河本三郎、篠田陽介、鈴木馨祐、林 潤、牧原秀樹
〔民主〕枝野幸男、太田和美、河村たかし、佐々木隆博、園田博康、村井宗明
〔共産〕佐々木憲昭
〔無所属〕江田憲司
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d. |
未定 1名 |
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e. |
その他 5名 |
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〔自民〕遠藤宣彦(対象ではない。)
〔民主〕岩國哲人
逢坂誠二(入居するつもりはない。)
篠原 孝(対象外だが、夜遅くまで仕事をし、朝も早いので、歩いて帰れる所に入居したい。)
吉田 泉(連絡があれば応募したい。)
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★ |
無回答 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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「入居する(ことをすでに決めた)」議員とそれ以外の議員で回答に傾向の違いがあるかどうかをみるために設けた。 |
【分 析】 |
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今回の回答者をみるかぎり、「入居する(ことをすでに決めた)」かそうでないかによって、他の質問について回答の傾向がはっきり出るということはありませんでした。
「入居する(ことをすでに決めた)」議員が自民党、民主党で2人ずついますが、質問1で、大前繁雄議員は「単身者用としては広すぎる。」、仲野博子議員は「国会議員には豪華すぎる」と批判しています。
他方、「その他」欄で、篠原孝議員の「夜遅くまで仕事をし、朝も早いので、歩いて帰れる所に入居したい。」という意見は、国会活動を積極的に行なっている議員に共通する思いなのではないだろうか。
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6 国家公務員の宿舎については国家公務員宿舎法という根拠法がありますが、国会議員の宿舎には根拠法がありません。議員宿舎について法的根拠がないことをご存知ですか。 |
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a. |
知っている 21名 |
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〔自民〕飯島夕雁、石破 茂、遠藤宣彦、河本三郎、篠田陽介、柴山昌彦、鈴木馨祐、林 潤
〔民主〕枝野幸男、逢坂誠二、小川淳也、河村たかし、近藤昭一、篠原 孝、園田博康、高井美穂、福田昭夫、馬淵澄夫、村井宗明
〔共産〕佐々木憲昭
〔無所属〕江田憲司
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b. |
知らない 6名
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〔自民〕大前繁雄、冨岡 勉、牧原秀樹
〔民主〕岩國哲人、太田和美、佐々木隆博
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c. |
その他 1名 |
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★ |
無回答 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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質問に指摘しているとおり、国家公務員の宿舎については国家公務員宿舎法という法的根拠があるのに対して、国会議員の宿舎については既存のものを含めて根拠法がありません。この点については、2006年(平成18年)6月13日の第164回法務委員会でも根拠法がないことが確認されています。
国家公務員宿舎法第4条第1項で「宿舎の設置は、財務大臣が行うものとする。」、同法第9条で「宿舎の設置は、建設(土地を宅地に造成することを含む。)、購入、交換、寄付、転用及び借受の方法により行うものとする。」などと規定しているように、宿舎をつくること自体も法的根拠を設けています。ちなみに、衆参両議院議長・副議長が公邸を無料で使えることは、同法第10条第1号で明記しています。
立法機関である国会を構成する国会議員が、自分たちが住む議員宿舎について法的根拠がないことを知っているかどうかを問うことにしました。
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【分 析】 |
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回答者の多くは「知っている」と回答しましたが、無回答だった450名の議員はどうだったのでしょうか。ほとんどの議員が「知っている」ということだったとすると、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的発想ということになるでしょうか。 |
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7 法的根拠がないことについて、どのようにお考えですか。 |
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a. |
問題はない 3名 |
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〔自民〕林 潤
〔民主〕篠原 孝(何事も法的根拠がなければならないということはない。)
馬淵澄夫
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b. |
問題である 17名
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〔自民〕石破 茂、河本三郎、篠田陽介、柴山昌彦
冨岡 勉(法的根拠を作るべきである。)
〔民主〕岩國哲人、枝野幸男、太田和美、小川淳也、河村たかし、近藤昭一、佐々木隆博、園田博康、高井美穂、福田昭夫、村井宗明
〔無所属〕江田憲司
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c. |
わからない 1名 |
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d. |
その他 6名 |
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〔自民〕飯島夕雁(国民の理解が得にくいのであれば法制化も考えるべきと思う。)
遠藤宣彦(ある方が望ましい。)
大前繁雄(国家公務員に準ずればよい。)
鈴木馨祐
〔民主〕逢坂誠二(一概に言えない。)
吉田 泉(国有財産法が法的根拠である。)
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★ |
n.a. 1名 |
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★ |
無回答 1名 |
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【質問の趣旨】 |
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国会議員は国会という立法機関の構成員ですから、設置について法的根拠がないことには当然、敏感なのではないかと考えて質問してみました。また、国会議員宿舎の設置に法的根拠が必要だということになると、法案が国会に提出されることによって国民が議論の経過を知ることができるという面があります。
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【分 析】 |
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回答した多くの議員は、法的根拠がないことは「問題である」という回答でした。「その他」欄の「国民の理解が得にくいのであれば法制化も考えるべきと思う。」「ある方が望ましい。」「国家公務員に準ずればよい。」という回答も、法的根拠があった方がよいという意味では「問題である」という回答と同じ傾向の回答とみることができるでしょう。
これに対して、「問題はない」という回答のなかに、「何事も法的根拠がなければならないということはない。」という意見がありました。回答をしなかった450名の国会議員の中にはこのように考えている方も少なくないのでしょうか。当連絡会議が今回のアンケートで問題にしているのは、「何事も」ではありません。国有財産の設置や利用が国会議員のお手盛りで自由にできてよいということになったら、それこそ問題ではないでしょうか。そのような疑いを払拭するためにも立法化することには意味があるのではないでしょうか。
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8 赤坂新宿舎の用途についてどのようにお考えですか。 |
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a. |
国会議員だけが格安で使えるということでよい 3名 |
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〔自民〕飯島夕雁(但し、赤坂は華美すぎると思う。)
〔民主〕岩國哲人(国会議員だけが格安で使えるということでよい。)
仲野博子
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b. |
すべての部屋を一般民間人対象に売り出す 5名
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〔自民〕林 潤
〔民主〕太田和美、河村たかし
村井宗明(民間に売却。)
〔無所属〕江田憲司
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c. |
その他 17名 |
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〔自民〕遠藤宣彦(適切な対価で国会議員のみ使用 身辺の安全等の視点も大切だと思う)
大前繁雄(空き部屋は勿体ないので、国家公務員管理職にも範囲を広げる。)
篠田陽介(九段宿舎を廃止し、赤坂に集約すべき。)
柴山昌彦(様々な仕様の部屋を設け、議員が使用しない部屋については民間に開放することも検討すべき。)
牧原秀樹
〔民主〕枝野幸男
逢坂誠二(一概に言えない。)
小川淳也
近藤昭一(国会議員の家賃を高くし、一般にも開放する。)
佐々木隆博
篠原 孝(ワンルームマンションにして全国会議員が使えるようにすれば警備費等のコストも安くつく。)
園田博康(今後の議論。)
高井美穂
福田昭夫(第三者に妥当な額を決めてもらって貸すようにする。)
馬淵澄夫(議員宿舎として建設された以上、その用途で使うことが妥当。但し、家賃については検討が必要。)
吉田 泉(国有財産として活用すべき。)
〔共産〕佐々木憲昭
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★ |
該当なし 1名 |
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★ |
無回答 3名 |
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【質問の趣旨】 |
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「国会議員だけが、月額92,000円で、赤坂という絶好の立地条件に広い部屋(82㎡の3ldk、バルコニー付き)を借りられるというのは、あまりにも国会議員を厚遇し過ぎるのではないか」というマスコミや国民の批判が強い中で、このまま衆議院議員宿舎として利用することでよいのかということを質問してみました。
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【分 析】 |
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「すべての部屋を一般民間人対象に売り出す」という意見もありましたが、多くの議員は「その他」欄に回答しました。そこには、「適切な対価で国会議員のみ使用。身辺の安全等の視点も大切だと思う」「空き部屋は勿体ないので、国家公務員管理職にも範囲を広げる。」「議員が使用しない部屋については民間に開放することも検討すべき。」「国会議員の家賃を高くし、一般にも開放する。」など、家賃を上げることや民間利用などの提案があります。
「国会議員だけが格安で使えるということでよい」と回答した議員にしても、飯島夕雁議員は「但し、赤坂は華美すぎると思う。」、仲野博子議員も質問1で「国会議員には豪華すぎる」と回答しています。
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9 赤坂新宿舎を国会議員の宿舎として使用しない場合、国会議員の東京での宿泊場所の確保はどのようにすればよいとお考えですか。 |
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a. |
各議員が自分で部屋を探す 10名 |
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〔自民〕大前繁雄、篠田陽介、林 潤
〔民主〕逢坂誠二、太田和美、河村たかし、福田昭夫、馬淵澄夫、村井宗明
〔無所属〕江田憲司
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b. |
所属政党が面倒をみる 2名
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c. |
その他 13名 |
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〔自民〕飯島夕雁(・地方選出議員が地方にも都会にも宿泊を伴う必然がある以上、議員宿舎というものはやはり認めてもらいたい。そうでなければ、金銭的余裕のある人しか国会議員になれないことになり、庶民がバッジをつけることは一層難しくなると思う。
・しかしながら、その前提として、「必要最低限の権利行使」を国会議員も十分心得るべきであると思う。例えば、国会中だけの借りの住まいであるので3ldkという広さは必要ない。個人的には1ldkで十分である。又、本来の議員会館の主旨から考えると、家族親族を同居させるのであれば別途入居費を徴収することも必要ではないか。
・赤坂の議員宿舎を建てかえるというのは現実困難な話しかもしれないが、コンパクトでより多くの人が利用できる建物にするべきではなかったかと思う。今ある建物を有効に使いつつ国民にも理解頂く為には、もう少し家賃を上げるか、2人以上の議員同居希望をつのるとか親族の利用を厳重に取り扱うなどの努力も必要ではないか。
・私は現在九段宿舎を利用している。大変古く使い勝手は悪いが、やはり広すぎる感はある。緊急時すぐ駆けつけられる距離であることやある意味24h休みもない国会議員の特性をここは理解して頂き、地の利のよい場所については国民の皆様に認めて頂きたいと思う。私も当然ながらそれに見合った仕事を努力してゆく。
・諸外国と比較する時、宿舎だけを取り上げるのではなく、スタッフ(日本では公設秘書3名までのみ国税)やその他の条件をいっしょに考える必要がある。私はある意味特権といわれるものを利用させて頂く時、いつもそれを「あたりまえ」に感じないよう気をつけている。しかしながら、どうしても職業柄必要なものもあることもこれまた理解して頂きたいところである。国民の理解を得られるだけの仕事をしっかりしてゆくしか道はないかもしれないが、双方がそれぞれ意見主張ばかりをせず、理解しあう努力してゆきたいと思います。)
遠藤宣彦(適切な対価で使用すべき)
河本三郎(地方から選出された国会議員の宿舎を、国が確保するのは至極当然。)
柴山昌彦(一義的にはaであるが、身分不安定等の理由により困難があればbを補完的に考慮してもよい。)
牧原秀樹
〔民主〕枝野幸男
小川淳也
近藤昭一(セキュリティーの確保等の問題があるので、ある程度は国や政党が関与すべきだと思う。)
佐々木隆博(何らかの形で必要である。)
篠原 孝(別途ワンルームマンションをつくる。)
園田博康(現在ある宿舎を補修して使用する。)
高井美穂
吉田 泉(大臣等の警護を考えると民間施設は困難ではないか。)
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★ |
n.a. 1名 |
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★ |
無回答 4名 |
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〔自民〕石破 茂、鈴木馨祐、冨岡 勉
〔民主〕岩國哲人
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【質問の趣旨】 |
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赤坂新宿舎に入居しない議員が多くを占めることになると、そのような議員の住居をどのように確保するかが現実的な問題になります。この点について議員自身がどのように考えているのかを問いました。
選択肢として「各議員が自分で部屋を探す」を設けたのは、通常、自分の部屋を探すのは自分ですることだからです。その対極が、国が宿舎を用意するというものです。両者の間に、「所属政党が面倒をみる」という選択肢があります。日本が民主主義社会なら、国民は自分が支持する政党を財政的にも支援しているはずですから、その財源によって国会議員に選出された者の東京での住居が確保されてよいのではないかと考えられるからです。無所属の候補者を国会議員に選んだ国民にも同様の財政的支援責任ということが考えられないでしょうか。
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【分 析】 |
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「その他」が「各議員が自分で部屋を探す」を多少上回りました。「その他」の飯島夕雁議員の意見は詳細にわたっており、一個人の利害を離れた、日本の国会議員が置かれている状況を詳しく説明しており、貴重です。
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10 自由記載欄 |
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▽ |
石破 茂(自民) |
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国会議員は国の仕事(立法)をするために国民の代表として選挙されている存在です。きちんと国民の代表としての仕事をしているかどうかということを問うべきがオンブズマン本来の役割ではないでしょうか。
きちんとした仕事をする者にはそれができるだけの環境を与え、そうではない者は次の選挙で落選する、というのがあるべき姿ではないかと考えます。
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▽ |
遠藤宣彦(自民)
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国会議員の身辺の安全という観点からある程度まとまって居住することが望ましいと考える。自分は電車を3回のりついで1時間以上かけてローンの残っている自宅から通っているが、(そのため入居できない。)朝8時からの各部会等に出席するのに、近くに宿舎があれば便利だなと正直なところ思う。
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▽ |
大前繁雄(自民) |
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私はいわゆる“金帰月来”の単身赴任生活で、地元の住まいと二重生活になっている。週3~4日程度しか宿泊しないのに毎月10万近い負担はキツすぎる。
現在、ワンルーム形式(1ldk)の仮宿舎で家賃5万円以下なので、せめてこの程度に抑えて欲しい。
そのためには一つの宿舎を二人(複数)の議員で共用する方法を認めるのも一方法である。
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▽ |
林 潤(自民) |
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私自身は、3ldkの豪華宿舎が入居議員すべてに必要だとは思えず、入居権利を辞退することにしました。そして、民間のワンルームマンションを賃貸で借り上げることとしました。一般国民の感覚と隔絶しており、国会議員は返上し、建物は民間に貸して、家賃収入を国費に入れるべきだ。また、こうした議員の待遇が議運の庶務小委員会だけで決定されるシステムに問題がある。もう一度議員特権を見直すべきだ。
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▽ |
牧原秀樹(自民) |
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議員宿舎は不必要に豪華です。また九段にもありますので、赤坂のみならず、九段の方も入居している人をきちんと公表するようにして下さい。今みんなそっちに逃げ込んでいます。他方で、どうしても宿舎が必要な遠方の議員は何もないと金持ちしか議員になれないということになります。そのことはより深刻な問題です。
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▽ |
逢坂誠二(民主) |
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・赤坂新宿舎については、入居予定もないし見ていないので詳細は分からない。
・私は自分の歳費の範囲内で借りられる「1k」の賃貸物件を東京滞在に利用している(衆議院宿舎には入居していない)。
・通勤は、そこから原則地下鉄で国会議事堂前まで通っている。
・東京滞在は、国会開会中に関しては月曜あるいは火曜から金曜日まで。閉会中の滞在は不定期であり、不在にすることが多い。
・しかし次の問題も多い。
・衆議院宿舎と違い警備面で不安が多い。
・衆議院宿舎と違い、毎日夜に、翌日の会議予定などが掲載された衆議院公報が届かない。
・管理人がいない物件のため、不在中の郵便、新聞、宅配荷物の管理などに不安が多い(ポストから溢れ出すなど…)。
・単身滞在のため、困るのは、クリーニング店の営業時間中に洗濯物を出したり、引き取ったりできないこと(こんなことは多くの勤労者にとっては当然のことと指摘されるだろうが、不在がちなことや全国との移動を思うと、即、ワイシャツや服が準備できないことは、予想以上のストレスとなっている)。
・私の収入状況を思うと、赤坂新宿舎の家賃が、マスコミで指摘されるような賃料設定(20万円??~50万円??)だと入居は不可能。
・国会議員歳費しか収入のない方が、都内で住宅を借りるのは結構厳しいはずだ。
・にもかかわらず国会議員歳費しか収入のない方が、高額の賃料を負担できるのは、私には不思議に思われる。
・議員の宿舎問題は、単に赤坂新宿舎が安いとか高いを論ずるのではなく、本質的にどうあるべきかを議論したい。
・しかし、一方的な批判の対象となったりするなど冷静な議論ができない雰囲気がある。
・私個人的には、都内での滞在に苦慮しているのが実態だ。
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▽ |
河村たかし(民主) |
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・公明党は庶民の政党が金看板。金看板が泣いている。
・民主党は民が主の政党。もし入居したら民を従とするとなってしまう。
・格差社会を是正すると公約し、格差社会の殿堂シンボルである赤坂宿舎に入居することはリフォーム詐欺。もはや議員ではなく貴族。議員が貴族となったから格差社会が生れたのである。
・こういう批判があるときに参議院新議員宿舎を作るとは全く国民をなめきっている。
・議員はパブリックサーバント、公僕の原点に戻れ。それなき政争は応仁の乱に等しい。
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▽ |
馬淵澄夫(民主) |
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宿舎の問題を単独でとりあげるのではなく、jrパス、歳費等議員のトータルな待遇の中で議論すべき。
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▽ |
村井宗明(民主) |
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紀尾井町に新参議院議員宿舎建設計画があると聞くが、赤坂より更に地価も高く、本末転倒な話し。
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総 括 |
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今回の29名の衆議院議員の回答結果から明らかになった最も重大な事実は、赤坂新宿舎には驚くべき重大な設計ミスがあったということです。即ち、人が住む家というものは、その人のニーズに合わせてつくるべきです。住む人がどのような使い方をするかということをきめ細かく調査し、その使い方に最も適うものをつくるのです。そうだとすると、国会議員にとって議員宿舎は、自宅が国会のすぐ近くという国会議員は別として、それ以外の国会議員にとっては都内・永田町の国会議事堂を位置的中心として議員活動を早朝から深夜まで行っても大丈夫な距離ということが重要です。そして、家族で住み込むわけではありませんから、ひとりで生活するのに必要な広さの部屋が確保されればよいはずです。赤坂という場所は国会議員の距離的ニーズに適っていますが、部屋の広さはニーズに全く合っていません。赤坂新宿舎は明らかに、重大な設計ミスのある『欠陥住宅』です。
最近になって赤坂新宿舎が社会的に問題視されている原因のひとつは、国民の知らないうちに豪華な議員宿舎ができてしまったからです。国で宿舎を用意するのであれば、国家公務員宿舎法と同様の立法の手当をすべきです。その手続を踏むならば、立法の過程で国会議員だけでなく、建築家や一般国民などの意見も反映され、マスコミや国民にきびしく批判されることなどない宿舎ができるはずです。
しかし、より本質的な問題として、国会議員の宿舎はだれの経済的負担によって確保されるべきかという問題があります。これは民主主義との関係をどう考えるかという問題でもあります。議員宿舎を単純に個人の住まいと考えれば、個人の経済的負担になるのは当然です。しかし、主権者たる国民の選挙によって国会議員として選ばれ、国会議員として都内永田町を中心に活動しなければならないのだとすると、その国会議員が所属する政党や、その国会議員を選んだ国民が経済的援助をするという関係があってもよいはずです。むしろ、そのような経済的負担を支持者や所属政党が負担することこそ民主主義に適うのではないでしょうか。政党や国民個々人が負担することができないというのであれば、国が費用を負担するという途を選ぶしかなくなるのかもしれません。
赤坂新宿舎問題は、国民と国政の関係について国民自身の責任の問題を改めて考える必要がありそうです。
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