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2005.4.30 宮城県浅野知事と面談

最終更新時間:2005年05月12日 20時11分47秒

北海道の原田です。

4/30に仙台市内で宮城県知事と警察の裏金問題に関して面談しました。その概要をお知らせします。

 1 面談にいたる経緯

4/25 宮城県の浅野知事から「去る4月21日、宮城県警の会計監査の結果の報告があったが、その内容について意見をききたい」との要請がありました。仙台市民オンブズマンに連絡したうえ、4/30に面談することになりました。

 2 宮城県警の監査内容

A4版 3枚の「平成16年度会計監査の結果について」と題する文書によると、平成16年7月1日から平成17年3月31日までの間、宮城県警察本部内の全所属(39)及び全警察署(25)の合計64所属の平成15・ 16年度分、平成10・11年度の旅費、捜査用報償費等及び国費(旅費、捜査費)について書面審査、聞き取り等実地監査に基づく補充調査を行った結果、不適正な執行は認められず、適正に執行していたものと認められる。

 3 面談の状況

面談は、約2時間行われました。面談では、私から道警勤務時代の裏金作りの実態、その使途、協力者の実態などについて詳しく説明しました。既に、マスコミで報道されているように浅野知事は警察の捜査用報償費の執行について強い疑念を持っている様子で警察の協力者の実態に強い関心を持っていました。また、県警の内部監査なのにかかわらず、監査では協力者からの聞き取りが行われていないことに疑問を持っていました。また、旅費の調査も不十分であるほか、監査の聞き取り調査の対象者の職員が極めて限定的なことは理解できないとの見解を示しました。

 4 マスコミ報道

面談後、地元河北新報の取材があり、5/1の朝刊で大きく報道されました。

 5 今後の動き

浅野知事は、この監査結果報告では不十分であるとして、関係書類の提出や5項目の質問への回答を求めており、今後の動向が注目されます。

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