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過去のシンポジウム

最終更新時間:2007年12月06日 14時28分19秒

過去に出席したシンポジウムです。

今後のシンポジウム予定

07/11/17(土) 警察ネットシンポin東京・四谷「立川署ストーカー殺人事件にみる日本の警察のいま」

チラシはこちら http://www.ombudsman.jp/policedata/071117.pdf

  • 現場から考える わたしたち警察ネットでは、『現場の警察官にとって働きやすい環境こそが、現場の警察官が地域の人々のために働ける基本条件』という考えから、現場の警察官のさまざまな相談に乗ってきました。ノルマ、裏金、物言えぬ上下関係などが現場の警察官を追いつめていることは明らかです。日本の警察(官)の現状を知ることから問題を考えたいと思います。
  • 1.裏金告発妨害・国賠訴訟全面勝訴判決の報告「記者会見妨害、不当な異動、勤勉手当の減額は県警本部長の命令だった!」報告者 仙波 敏郎(愛媛県警警察官)
  • 2.パネルディスカッション 『立川署ストーカー殺人事件にみる日本の警察のいま』
    • 司   会  清水 勉(明るい警察を実現する全国ネットワーク事務局長)
    • パネリスト  原田 宏二(明るい警察を実現する全国ネットワーク代表)
    • 黒木 昭雄(ジャーナリスト、元警視庁巡査部長)
    • 伊藤 博一(フリーライター)
  • 日 時 2007年11月17日(土)午後3時20分〜5時30分(開場:午後3時)
  • 参加費  無料(但し、カンパは大歓迎!)
  • 会 場 TKP四谷第1会議室(40名収容)東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル 302号室(四ッ谷駅から徒歩2分)
  • 地図はこちら http://www.ombudsman.jp/policedata/071117.pdf
  • 主催 明るい警察を実現する全国ネットワーク http://www.ombudsman.jp/akarui/

07/10/20 「愛媛県警の真実を語る」仙波敏郎講演会 in高知

愛媛県警の真実を語る 愛媛県警巡査部長 仙波敏郎講演会 内部告発と松山地裁判決9.11の報告

現職の警官という立場で、警察の裏金作りを内部告発した仙波敏郎さんは、さまざまな圧力を受けてきました。告発の4日後に突然の異動となり、この報復人事に対して松山地裁は仙波さんの訴えを全面的に認めました。歴史的な9.11判決の報告と共に愛媛県警の隠された真実を語っていただきます。 

  • 仙波敏郎 略歴
    • 1949年2月生
    • 1967年 松山東高校卒業 愛媛県警に入る
    • 1973年 24歳で同期のトップクラスで巡査部長に合格 昇任後、最初の赴任地で裏金作りのニセ領収書作成を求められ拒否。現在に至る。
    • 2005年1月 現職警官として全国ではじめて裏金作りを告発。不正を暴いた。 
  • 市民オンブズマン高知http://kcc-mori.cocolog-nifty.com/ TEL:088-882-9169
  • サロン金曜日 saron.kinyoubi@ymail.plala.or.jp

07/1/19 仙波さん告発2周年、裁判勝利を期する支える会集会

  • 「告発2周年、裁判勝利を期する支える会集会」
  • 2007年1月19日(金)午後6時半から
  • 松山市の農協会館
  • 記念講演 天木直人氏(予定)(元・レバノン大使)
  • 主催 仙波さんを支える会

07/1/20 大阪 「見張り番」+24区の会 合同集会

  • 2007年1月20日(土)午後1時開場 〜 5時
  • 阿部野区民センター 小ホール(地下)
  • 資料代 500円(当日会場で)
  • 集会内容
    • 第1部 沖縄の風で元気な2007年の幕開けを   沖縄の唄と古武道舞踊
    • 第2部 不正に手を貸さず、内部告発した現職警察官 仙波敏郎さんのお話,孤独な勇気を守り、仙波さんを支え続けている元産経新聞記者 東玲治さんのお話
    • 第3部 活動報告  職員厚遇以後の見張り番の取り組みなどをパワーポイントで報告

06/12/1 シンポジウム「警察裏金事件とメディア」

  • 1 日時 12月1日(金)午後6時30分〜9時
  • 2 会場 同志社大学今出川校地新町学舎臨光館201番教室(R201)
    • 〒602−0047 京都市上京区新町通今出川上ル 
    • 同志社大学社会学部
    • 電話 075−251−3441(社会学部研究室事務室)
    • ファクス   251−3066
    • 京都市営地下鉄烏丸線今出川駅下車徒歩約5分
  • 3 演題 「警察裏金事件とマスメディア」
    • 佐藤一・北海道新聞記者が基調講演。
    • 講演後、佐藤記者、中平雅彦・高知新聞編集局次長、原田宏二・元道警釧路方面本部長、仙波敏郎・愛媛県警巡査部長がパネリストになって討論。
  • 4 対象者 教職員、学生(学部、院)、一般市民
  • 5 共催 同志社大学社会学会・同志社大学社会学部メディア学科
  • チラシ http://www.ombudsman.jp/policedata/061201.pdf

2006/11/12 高松「現職警察官が語る・・・県警捜査費不正支出と内部告発(仮題)」

  • 「現職警察官が語る・・・県警捜査費不正支出と内部告発(仮題)」
  • 講師:仙波敏郎氏(愛媛県警巡査部長)
  • 東怜治氏(元サンケイ新聞記者、ミニコミ誌発行人)
  • 日時:11月12日(日)13:30〜16:00
  • 場所:高松市男女共同参画センター(高松市錦町1-20-11)
  • 参加費:500円
  • 主催:市民オンブズ香川 (087-861-0655)

2006/10/29 北海道はこれでいいのか!「道政・道警・裏金報道」を考える集い

北海道はこれでいいのか!「道政・道警・裏金報道」を考える集いhttp://www.douminno-kai.net/contents/koredeiinoka.pdf

北海道警の斎藤邦雄氏による、06/10/29に行われたシンポの報告です。http://www.ombudsman.jp/policedata/061029.pdf


道政、道警問題を考えるシンポジウム

平成18年10月29日(日)夜に札幌市中央区の道警本部隣りにある「かでる2・7」で道政、道警問題を考えるシンポジウムが開催されました。シンポジウムのタイトルは、「北海道はこれでいいのか!「道政・道警・裏金報道」を考える集い」です。

シンポジウムは、ジャーナリストの田原総一朗氏の基調講演それに続くパネルデスカッションという豪華版の二部構成で行われました。

ディスカッションのパネラーは田原総一朗氏のほかに、ジャーナリストの大谷昭宏氏、作家の宮崎学氏、北海道大学大学院の山口二郎教授、元道警釧路方面本部長の原田宏二氏そしてコーディネーターが市川守弘弁護士というメンバーでした。

新党「大地」の国会議員鈴木宗男氏、ジャーナリストの魚住 昭氏らパネリストも発言しました。

会場は、老弱男女で溢れんばかりの聴衆そして熱気ムンムン。大ホールの521席は座りきれず、立ち見席も出るほどでした。

勿論、基調講演・ディスカッションともに大変な盛り上がりを見せました。

基調講演では、田原氏がメディアの不祥事に触れて『自分自身の足元を固めなければ権力の追及はできない。現状に危機感を抱いている。』と訴えたほか、パネルディスカッションでは、北海道新聞社による道警裏金報道が取り上げられ、大谷氏は『宮城県の市民オンブズマンのようにメディアも市民の力を借りる時代に来ている。』との指摘がありました。

また、翌日30日には民事裁判(第2回口頭弁論)が予定されていました。民事裁判というのは、元道警総務部長の佐々木友善氏が、現職時代に北海道新聞記者から道警裏金問題で取材を受けた際に捏造記事を書かれて被害を受けた、として裁判を起こしたものです。

つまりこの裁判提起は、道警裏金問題がようやく沈静化したにもかかわらず自ら再び、幕を開けたに等しく、まさに寝た子を起こしてしまったのです。

なお遡る平成18年10月23日(月)には、大谷昭宏氏が東京地裁に佐々木氏を逆提訴した、とのことです。

警察の抱える裏金問題は、愛媛県警高知県警栃木県警の裏金と続いており、当分、警察の裏金から目が離されません。

06/10/21 警察の裏金づくりを暴くinとちぎ Part II

なぜ警察は身内の違法を正せないのか?http://www.t-person.net/uragane2.pdf

栃木県警でも裏金」元警部補が実名告発

2006/10/21に宇都宮市内で行われた警察問題シンポジウムの中で、栃木県警の元警部補が、領収書を偽造していたことを告発しました。証言したのは2006年3月に退職した阿久津武尚さん(60)。黒羽署(当時)の交通課に勤務していた1998年12月と99年12月の2回、当時の署の会計課長から、他人名義の捜査報償費の領収書1万円分を書くよう求められ、指示通りの住所と受取人の氏名、金額を記入したといいます。また、交通違反のもみ消しについても証言し、酒気帯び運転などの行政処分や刑事処分計8件が「もみ消され」、うち1件は県会議員の「口利き」があったとしています。栃木県警本部は「本人に話を聞くことを検討する」と述べているようです。県警に告発者がつぶされないためにも、「明るい警察を実現する全国ネットワーク」で培ったノウハウを活用していきたいと思います。

06/9/16-17 第13回全国市民オンブズマン 福岡大会 

講師は前宮城県知事の浅野史郎氏に決まりました。詳しくはこちら。

06/8/1 道民集会

  • 2006年8月1日(火) 18:00〜
  • ホテル・ポールスター「2階」札幌市中央区北4条西6丁目
  • ゲスト 浅野史郎さん(前宮城県知事) 政党代表者
  • 入場は無料です。

詳しくは、道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会まで。

06/7/28 警察見張番総会

  • 2006/7/28 午後6時半〜8時40分
  • 場所 かながわ県民サポートセンター403号室(JR横浜駅西口 ヨドバシカメラ店裏)
  • 事務局より報告、その後講演
  • 講師 仙波敏郎氏(愛媛県警巡査部長)「私はなぜ告発を選んだか?人事委員会の配転取り消しまでの1年5ヶ月」
  • 講師 東怜治氏(仙波さんを支える会)「形骸化した民主主義 裏金問題はなぜ解決をみないのか」
  • 問い合わせ先:見張り番事務局 090-4099-6694 090-6318-7017

06/5/21 大分 警察問題講演『私はなぜ告発を選んだのか』

  • 第12回おおいた市民オンブズマン定期総会
  • 記念講演 現職警察官とジャーナリストが語る
    • 仙波敏郎さん 『私はなぜ告発を選んだのか』
    • 東玲治さん 『形骸化した民主主義』
  • 講師
    • 愛媛県警(地域課通信司令室巡査部長)仙波敏郎さん(全国ではじめて警察の裏金づくりの実態を告発した現職警察官)
    • 仙波敏郎さんを支える会 東玲治さん(2005年1月の告発以来、仙波さんと表裏一体で活動中。元サンケイ新聞記者)http://ww7.enjoy.ne.jp/~j.depp.seven/
  • 日時 2006年5月21日(日)13:30〜15:50(入場無料)
  • 会場 大分市コンパルホール 309号室(45人)http://www2.city.oita.oita.jp/guide/shisetsu/conpal.html
  • 記念講演に続いて、特定非営利活動法人おおいた市民オンブズマン総会を行います。17時からは懇親会(会費3000円程度)を予定しています。どなたでも参加できます。懇親会参加希望者はお知らせ下さい。
  • 主催 おおいた市民オンブズマン
  • 連絡先 TEL 097-534-8104 TEL 0977-23-6561

06/4/15 和歌山で仙波氏講演

市民オンブズマンわかやまが、結成10周年を記念して、愛媛県警の裏金問題を告発した現職警察官 仙波さんを迎えて記念講演をします。

06/2/28 道民の会 〜結成から一年〜「警察問題を検証する道民集会」

    • 開催の経緯概要

『道民の会』は平成17年2月28日、裏金問題の徹底解明と警察組織の再生・信頼回復を求めるために、市民有志が集まり結成された。そしてこれまで道民の会は全道各地で集会の開催や署名の取り組みをしてきたにもかかわらず、7度にわたる百条委員会設置の否決、刑事告発の不起訴処分などを民意は依然として反映されず北海道警察内部に潜む多くの「暗部」が、このまま闇に葬られる事態が懸念されていた。

これらの経緯推移を踏まえて『道民の会』では、発足一年を記念してこれまでの運動の総括と新たな取り組みについて、広く道民に理解を求めるため標記の集会が開催され、約250人の道民で会場は熱くなった。

    • 2 主 催

道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会(略称:道民の会)

    • 3 日 時

2006年2月28日(火) 午後6時開会 午後6時40分閉会

    • 4 場 所

札幌市中央区北4条西6丁目 ホテルポールスター札幌「2階・ポールスターホール」

    • 5 講演等要旨
国会議員 鉢呂吉雄衆議院議員(民主党)
「曖昧な根拠で全員が不起訴」と題して札幌地検とのやりとり状況などが報告された。鉢呂議員は、昨年道警幹部7人(退職者を含む)を業務上横領などで告発していた事件に関して昨年12月12日、札幌地検は全員を不起訴処分(6人が嫌疑不十分、1人が起訴猶予)としたが、検察庁が、
      • ア ガサを全くしていない。
      • イ 情報提供謝礼を交付したとする協力者から事情聴取をしていない。
      • ウ 裏帳簿の確保をしていない(警察は、過去にあったが今は存在しない、と言う)。
      • エ 餞別の公金支出は、社会的に容認される。
      • オ 最高裁判例を知悉していない。
      • カ 起訴猶予の幹部は、捜査に必要な経費として使用し私的流用をしていない。

などの点を指摘して、検察審査会に「起訴相当議決」を求める申し立てを行った。

道民の会代表委員 高見 進(北海道大学院法学研究科教授)
「ネコの首に鈴をつけるには」と題して講演した。警察は、社会生活上必要なことは自明であるが、犯罪の予防・捜査から秘密を持たざるを得ないため、不都合なことを隠すのも比較的容易である。また市民を犯罪などから守る場合にある市民を摘発し他の市民は摘発しないという恣意的な捜査権の行使もあり得る。これは、ねずみがネコに鈴をつける方法を考えることにも似ていて、市民には解決できない問題とも思う。警察が社会に必要不可欠である以上、市民は、警察が違法・不当なことをさせないよう監視する道義的な義務があるのでないか。違法・不当なことを是正させることが警察への信頼回復の道だとも思う。
警察ネット 原田宏二
「捜査用報償費増額要求は何を意味するか」と題して次のような報告を行った。
  • ア 危機的な北海道財政の中で、何故道警は特別なのか。
    • 道警は、17年度補正予算で捜査用報償費を約2,500万円を要求した。18年度予算では1億円以上を要求して知事は17年度予算比32%増の8,572万円を計上しているが、この増額要求は全国的な傾向である。
  • イ 道警は何をしたか覚えていますか。
    • 平成15年、道警本部長は不正経理はないと断言し、知事は調査を求めないと発言した。その後の結果は、平成10年度から15年度の6年間で執行予算168億円に関して、使途不明金3億9,000万円、9億6,272万円を返還したが、これは氷山の一角である。私の知る限り、税金が「幹部のヤミ手当、飲食、餞別」などに使われていた。でも「裏帳簿もないのに、使途は正しかった。私的流用もなかった。」ということになり、誰も刑事責任は問われなかった。と言うことは、私も正しかったということになる。2人の会計職員による3,000万円近い着服は裁判中であるが、この差はどこにあるのか。
  • ウ 捜査用報償費は、本当に必要だと思いますか。
    • 必要がなかったから、裏金が作れたという事実がある。必要だったら裏金などは作れない。組織で管理する協力者はほとんどおらず、協力者とは何かも決まっていなかった。予算の執行率が全国的に減少。犯罪も交通事故も減少、犯罪の発生・検挙件数も変化はない。道警は、昨年、交通死亡事故全国一を返上して得意気になっているが、取締りが効を奏したのではなくガソリンが値上がりしたから車が走らなくなって減少したのでないか(会場、爆笑)。
  • エ 道警は、使い道を明らかにすると思いますか。
    • 監査委員には、協力者の名前、店舗など情報を全て開示していますか。「捜査上の支障」を理由に開示しなくても信用しますか。2月22日の高知監査委員の監査結果では、高速のパーキングエリアで協力者への情報提供謝礼の品を購入しているが、これは、自宅へのみやげを帰路で購入したことにほかならず、不自然な執行が多々指摘された。
警察ネット 齋藤邦雄
「捜査用報償費増額要求は何を意味するか」
  • ア 北海道知事などへの一貫性のない姿勢への不満
    • 16年3月1日に実名告白した際の知事からのFAXを紹介し、「敬意を表する。やるべきことをやる。」と表明したのに4億円の使途不明金を認めるなどの姿勢や監査委員の「設定書」を提示させることなく行われた監査への不満も訴えた。
  • イ 札幌地検の捜査状況
    • 鉢呂議員のなした告発を受けた札幌地検に、3度にわたり取り調べを受け、証拠品提出を求められた状況を説明した。特に検事とのやりとり状況など、具体的に踏み込んで説明した。
警察ネット 市川守弘弁護士(道民の会代表)
「新たな運動の取り組み」と題して参加者に訴えた。
  • ア これまでの経過説明、特に会計職員2人が個人的に会計経理を不正操作して公金を懐にして逮捕された事件に鑑みて、これまでの道警や監査委員が調査した科目以外であること、調査期間中に巧妙な犯行を敢行していた点を強調した。
  • イ 「公安委員の準公選制」の必要性を訴えて、新たな取り組みに位置づけることを強調した。
  • ウ 道警銃器対策課の捜査用報償費一部非開示事案問題で、北海道情報公開審査会に「原田宏二、齋藤邦雄、稲葉圭昭(元道警警部)」の参考人招致を求めていたところ18年2月28日に参考人の意見陳述(公開)が決定した(日時はこれから調整)。 

06/1/28-29 仙波さんが、佐賀、熊本で講演 警察が≪潜入≫してスパイ行為

現職警察官でありながら「警察の裏金」という組織ぐるみ犯罪を告発した愛媛県警地域課通信指令室・巡査部長、仙波敏郎さんと「支える会」世話人の東は1月28,29の両日、市民オンブズマン連絡会議・佐賀、くまもと市民オンブズマンの招きで両地を訪ね、「警察の正義を蝕む裏金問題」について講演した。

両地ともオンブズマン活動が盛んだが、警察の不正問題については未解明であったため、仙波さんは裏金がどのようにして作られ、幹部たちがそれを私物化してきた実態を時にユーモアを交えながら話し、愛媛では年間に裏金化され、私物化される公金が3億円前後、かつてはそれ以上に達していたこと、しかも裏金作りという犯罪に協力しない仙波さんのような警察官に「マル特=組織敵対者」の烙印を押して昇進させず、不正の実態がもれないようにしてきたこと、その結果として、裏金作りに熱心なだけの無能な幹部が登用され、士気のみならず、,犯罪捜査能力の低下をまねき、不祥事続発の遠因ともなった、ことなどを明らかにし、「定年まであと3年あるが、不正の根絶、警察の再生に微力を尽くしたい」と話した。

東は、警察の不正問題は、警察自らが解決を図れない問題で、民主主義のシステムつまり警察予算の執行に責任を負う知事、議会、監査委員、公安委員会たちによってしか解決できないところに来ているが、そのシステムが全く機能しておらず、民主主義そのものの危機という認識を持つ必要があると訴えた。 両会場とも熱心な市民が詰めかけ講演会は盛況だった。ただ、佐賀で1人、熊本では2人の警察官が市民に成りすまして会場に潜入、仙波さんの行動を監視していた。講演会場には警察官かそのスパイが潜入するのが常で、熊本では仙波さんが指差して正体を暴露した。2人は金縛り状態で、立ち上がることもできず、休憩時間に逃げるように姿を消した。不正の告発者を監視する行為は本来の警察業務を逸脱した違法行為で、許されない。仙波さんは、県外講演のたびに訪問先の警察の監視、尾行を受けていて、まさに全・警察の監視下に置かれているわけだが、それはとりもなおさず、不正問題が全・警察に及んでいることの証左でもある。(文責・仙波さんを支える会 東 玲治)

06/1/19  仙波さんの告発から1年 松山で支える会が報告集会 県民の「怒り」で不正をただせ!!

愛媛県警巡査部長・仙波敏郎さん(56)が全国で初めて、現職警察官の立場で警察の不正を告発したのが昨年1月20日。仙波さんを支援する「支える会」は19日、松山市の農協会館で「告発1年の報告集会」を開き、約100人の市民が集まった。基調講演で警察ネット・代表の原田宏二さんは「民主主義の根幹を成す仕組みが機能していない。税金を納めている皆さんが怒りを示さなければ、根本的な解決は図れない」と訴えた。

原田さんは、「愛媛県警が行なった3度の内部調査はまやかし。警察の内部調査には何も期待してはいけない」とした上、警察の予算執行をチェックすべき知事も、議会も、監査委員、公安委員会も全く機能しておらず、「県民の怒り」以外に正すすべがない事を強く訴えた。また、北海道警は、全国最多の9億6千万円を返還し、解明が進んだと思われがちだが、それは裏金のホンの一部に過ぎないこと、にもかかわらず幕引きが図られようとしている、愛媛県警の返還額はわずか188万円で、裏金作りに協力しない仙波さんのような警察官を昇任させないなど、裏金と昇任が不可分に絡められ、組織の根幹が完全にゆがめられている、それは北海道警にもない特殊事情だと指摘した。

このあと仙波さん支援弁護団長の薦田伸夫弁護士が人事委員会への不服申し立てや国家賠償請求訴訟など3件の訴訟の進行状況などを説明し「それらは全て裏金問題で結びついており、裁判の中でその実態を暴きたい」と決意を示した。最後に壇上に立った仙波さんは「この1年は人生で最も誇りに思える1年だった」と振り返り、裏金にされてきた捜査協力者への謝礼金が3分の1に激減したこと(それだけ裏金が出来なくなったの意)、現場の警察官らが、自分の告発でニセ領収書の作成を求められなくなったと喜んでくれていることが最大の喜びだと語り「(定年まで)あと3年、がんばります」と結び、参加者から、ひときわ大きな拍手を受けた。

※ 県警は3度目の内部調査結果を12月6日に公表したが、この調査は裏金の「最大の原資」とされる旅費(年間約3億円、3分の2が裏金と推定)を調査対象からはずし、実際にはいない捜査協力者の存在確認も行なわず、張り込み中の飲食が規定時間外でケシカランなど現場警察官の小さなミスをあげつらったものだった。そして、裏金問題の本質である一部幹部の私的流用=犯罪に頬かむりした。(文責・仙波さんを支える会 東)

05/9/10-11 第12回全国市民オンブズマン別府大会

1日目全体会で警察問題対談を行いました。2日目午前中に警察分科会を行いました。

8/3(水)「宮城県警報償費不正支出問題を考える緊急市民集会」参加者130名で大成功

8月3日に仙台市民オンブズマンと「明るい警察を実現する全国ネットワーク」共催で「宮城県警報償費不正支出問題を考える緊急市民集会」を行い、参加者130名で大成功でした。原田代表の講演予定原稿はこちら

7/29(金)18:00- 神奈川警察見張番総会

  • 第5回警察見張り番総会(誰でも参加、自由です)
  • 日時:05年7月29日(金)18:00より
  • 場所:かながわ県民サポートセンター604号室(横浜駅より徒歩5分、三越の裏)
  • 第一部   18:00〜19:00    総会(活動報告と活動案)
  • 第二部   19:00〜20:30
    • 講演:原田宏二氏    演題 「警察のまやかしと病理体質」
    • 講演者紹介:「元北海道警察 釧路方面本部長」「明るい警察を実現する全国ネットワーク」代表
    • 著書:「警察内部告発者」講談社(¥1700)「警察庁を頂点とした組織的な「裏金作り」の全容と、警察キャリアたちに抑圧される現場警官の苦悩に迫る!」・・・・講演会場にて購入可能です。
  • 連絡先: 045−664−7825

7/4〈公開シンポジウム〉 おかしいぞ!警察・検察・裁判所?メディアはなぜ追及できないのか

  • 日程:2005年7月4日(月)午後6時半〜9時半 (開場:6時15分)
  • 入場料:500円(資料代として)
  • 第1部 警察不当逮捕の実態
    • 立川反戦ビラ裁判被告・大洞俊之
    • 社会保険庁職員弾圧事件(堀越事件)・堀越明男/弁護人・加藤健次
    • 都立板橋高校卒業式事件・藤田勝久元教諭
    • 葛飾マンションビラ配布弾圧事件・荒川庸生
    • JR労組員逮捕事件被告
  • 第2部 警察・検察報道の裏側
    • 北村肇(元毎日新聞社会部/週刊金曜日編集長)
    • 佐藤一(北海道新聞社会部/道警担当キャップ)
    • 原田宏二(北海道警察OB/道警裏金問題告発者)
    • 美浦克教(共同通信社会部/新聞労連委員長)
    • 山口正紀(元読売新聞記者/「人権と報道・連絡会」世話人)
    • 二木啓孝(司会/日刊現代編集部長)
  • 場所:文京シビックホール小ホール(TEL03・5803・1100)

くわしくはこちら。http://www.tsukuru.co.jp/050704.html

[05/5/22]大分でシンポに参加

北海道の原田です。

5月22日、大分市で、おおいた市民オンブズマン結成10周年記念・第11回定期総会が開かれ「県警の裏金疑惑を追及する」シンポジュームが行われました。シンポは、おおいた市民オンブズマン理事長 河野聡弁護士の挨拶の後、清水勉(警察ネット 事務局長)の司会ではじまり、長崎県警OB大宅武彦、高知県警OB片岡壮起、おおいた市民オンブズマン事務局長永井敬三の各氏と私がパネリストととして、警察の裏金の実態、警察の体質などについて報告をしました。詳しくはこちら

大分県では、今年3月、県議会で自民党県議が「捜査費の支払精算書に虚偽の記載がある、捜査費が協力者に渡されていないのではないか」などと追及したことから、捜査費の不正疑惑が浮上していることもあり、関心も高く、会場にはオンブズマンの会員や一般市民のほか、マスコミ関係者など約70人が参加し、パネリストに熱心な質問が行われ盛会でした。なお、参加者からは警察ネットへのカンパもありました。

シンポの模様は、夕方のTVニュースで流されたほか,翌日の大分合同新聞など各紙が大きく報じました。

[05/5/15]岡山でシンポに参加

北海道の原田です。

5月15日、岡山市で「中四国オンブズマン交流集会」が、市民オンブズマンおかやま(重田龍三代表)主催で開催されました。集会には、中四国17団体の関係者や一般市民約140人が参加しました。警察ネット関係者は、愛媛県警の仙波さん、高知県警OBの片岡さん、群馬県警OBの大河原さんのほか、「仙波さんを支える会」の東さんも参加しました。午前中は、私が「警察のまやかしと病理体質」と題して講演をし、警察ネットの活動状況も説明しました。また、仙波さん、大河原さんが、裏金や警察内部の実態などについて講演し、裏金問題の追及には世論の盛り上がりがいかに大切であるかを訴えました。午後からは、各団体の取り組み状況の報告が行われ、「仙波さんを支える会」の東さんも、活動状況を報告し支援を訴えました。質疑の時間では、参加者から多くの質問が出ましたが、交通事故の警察の捜査をめぐり、涙がらに訴える人もいました。

最近こうした集会に参加すると、警察の仕事のやり方に対する市民からの不満の声が多く聞かれます。こうした不満の受け皿が無いか、機能していないか、そんな気もします。ただ、当事者の一方的な話なので一概には言えませんが、聞くことが大切だと思います。会場には,TV局の取材はありませんでしたが、翌日の朝刊では、地元山陽新聞、毎日新聞、朝日新聞が比較的大きく伝えました。なお、主催者が、会場で警察ネットへのカンパを呼びかけてくれました。

[05/5/9]愛媛・仙波さんを支える会集会で講演

私・大河原は5月9日、現職・実名告発した仙波さんを支える会の第3回報告集会に招かれ、愛媛県松山市の農協会邢で「交通警察の実態」というテーマで講演しました。

この講演で私は、私自身の体験に基づき、例えば平成15年当時、群馬県警には各署ごとの取り締まり目標数値、つまりはノルマ表やそれに対する表彰制度があったこと、しかもそれは、重大事故につながる歩行者妨害や、過積載などは検挙しにくいために後回しにされ、一時停止違反や右折禁止違反など一網打尽式に検挙でき、ノルマの達成が容易な違反の検挙に重点が置かれた。また、飲酒運転では、検知管を操作して検挙成績を上げるといった悪質な方法が取られることもあったことなどについてお話させていただきました。

また、仙波さんは国会でも取り上げられた飲酒運転検挙に対して1件当たり1,000円に奨励金が支払われていたことについて話し、これはもちろん正規のものではなく、警察署もしくは関連団体の裏金から支払われていたと指摘しました。

 会場はほぼ満員の盛況で、講演後の質疑も活発でした。(元・群馬県警警部補、大河原宗平)

[05/4/23] 京都 府民集会に参加

北海道の原田です。

市川弁護士と4/23に京都市の本能寺会館大ホールで開かれた「権力の腐敗を追及する府民集会・許すな!警察の裏金」に参加しました。集会では、「市民ウオッチャー・京都」の大河原弁護士から「京都における裏金追求の現状」の報告がありました。その後、同副代表の井上吉郎さんの司会で「北海道警察の裏金づくりの実態とその責任追及」と題するシンポジュウムが行われました。市川弁護士と私から北海道警察の裏金の実態、内部告発にいたる経緯、裏金を必要とする警察の体質、健全な警察、開かれた警察を実現する方策、そのために市民の皆さんに期待することなどについて説明しました。

[05/4/16] 栃木「警察の裏金つくりを暴く」シンポ 約180人が参加

北海道の原田です。

4/16、市民オンブズパーソン栃木主催により「明るい警察を実現する全国ネットワーク設立記念、警察の裏金つくりを暴くシンポ」が開かれました。大河原宗平、斉藤邦雄、それに私の3人がパネリストとして参加しました。

宇都宮市総合コミュニテイーセンターの会場には、約180人ほどの聴衆が集まり満席の状態でした。シンポは、副代表の山口益弘弁護士の司会で進めら、警察の裏金つくりの手口を斉藤から、裏金の使い途を原田が、そして交通取締りのノルマの問題等を大河原が説明しました。当日の模様は、地元下野新聞をはじめ各紙が取り上げました。栃木県警の裏金疑惑はまだ表面化してはおりませんが、こうしたシンポを通じて県民の皆さんが警察問題に関心を持っていただき、県警が真に県民のための県警になるきっかけとなって欲しいものだと思います。

今回のシンポを企画し私どもをお招きいただきました、事務局の秋元さん、山口弁護士をはじめ市民オンブズパーソン栃木のメンバーの方に厚くお礼を申し上げます。

[05/3/18]札幌で警察問題集会 約400人参加

「道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会」主催の集会が3/18に開催され、約400人が参加しました。大会終了時には、「百条委員会を設置し真相究明を道議会に求める」ことを決議して成功裡で終了しました。

[05/2/19]大阪 市民グループ「見張り番」15周年記念集会

 [詳しくはこちら(市民オンブズマン福岡のページ)|http://www.ne.jp/asahi/ombuds/fukuoka/gijiroku/0502reikai.html]。

[05/2/5]市民オンブズマン福岡 警察シンポジウム

 [詳しくはこちら(市民オンブズマン福岡のページ)|http://www.ne.jp/asahi/ombuds/fukuoka/gijiroku/0502reikai.html]。

[05/1/22]北海道・東北オンブズマンネットワーク  警察シンポジウム

詳しくはこちら(弘前市民オンブズパーソンのページ)

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